社長ブログ

社長、水素で走る③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。先ずは、台風の被害に遭われた皆さんに、お悔やみ申し上げます。そんな中、ブレイブ・ブロッサムズの劇的勝利は、私たちに勇気を与えてくれました。更に上を目指す、彼らの活躍に期待すると共に、被災地の復旧・復興に向け、力を合わせて頑張りましょう。

さて、11月2日(土) 、横浜では、ラグビー世界一を決める試合が行われますが、同じ日、埼玉県行田市でも、埼玉県代表の座を掛け、高校生たちの熱い戦いが繰り広げられます。全国の高校生たちが、理科・数学・情報の分野で競争を繰り広げる『科学の甲子園』、今年度で、第9回大会を迎えます。私たちがサポートするのは、今回で2度目。7~9回と、全国大会が埼玉県で開催される縁も有って、将来の日本の科学技術を支える、若者たちの活動を応援しています。2019年4月の朝礼では、全国大会の様子を取り上げさせて頂きましたので、今回はそのお話。もし、共感頂けるようであれば、SNSの投稿に『いいね』下さい(笑)。

第8回『科学の甲子園』の全国大会、県予選を勝ち抜いた47チームが埼玉に集結、筆記競技と3つの実技競技で、その力を競い合いました。その様子は、公式WEBサイトにて、動画配信されましたので、競技の様子をご覧になった方も、いらっしゃるかも知れませんね。私は、初日の開会式と、最終日のシンポジウム・表彰式に、参加させて頂きました。開会式の選手入場は、それぞれのチームが個性的で、会場は大いに盛り上がりました。大会の結果は、愛知県代表 K校が、3年ぶり2回目の総合優勝。連覇を目指した神奈川県代表 E校は、涙の総合第2位。3位には、滋賀県代表 S校が入りました。皆さん、おめでとうございます。地元の埼玉県代表であり、私の母校でもある U校は、惜しくも入賞を逃し、総合第11位。企業特別賞の『埼玉県経営者協会賞』に輝きました。協賛企業として、私がプレゼンターを務めた『昭和技研工業賞』は、兵庫県代表T校が獲得。埼玉県の中小企業を代表して、このような機会を頂き、私としては身に余る光栄です。

さて、大会終了から1週間後、私の実家から、思いも寄らぬ知らせが入ります。なんとなんと、T校のメンバー1人が、第二創業初期から、長年に渡って営業面で弊社を支え続けた、大先輩のお孫さんだったと言うのです!!お孫さんから報告を受けた娘さんが、『昭和技研工業賞』に気付いて、ご本人の耳に入り、ご本人から、私の実家に連絡が入ったみたいです。いやぁ、世間は狭いと言うべきか、不思議な『ご縁』って、有るものなんですね。正直、驚きました(笑)。

開会の挨拶で、大会主催の科学技術振興機構さまから、こんな話がありましたので、最後に紹介させて下さい。科学者として、未来を切り開くのに必要な力とは、何か?答えは、①質問力、②観察力、③ネットワーキング力、④実験力、⑤関連付ける力、そして⑥『勇気』の 6つだそうです。①質問力とは、トヨタ生産方式にもある、何故・何故・何故を5回繰り返す、あれです。②観察力とは、物事を偏見無しに、客観的に見極める力ですね。③ネットワーキング力とは、人脈作りです。自分とは違う分野の専門家と、自由に意見交換できる環境を作ることは、非常に大切です。④実験力とは、新しい方法にチャレンジして、試行錯誤する能力のことだそうです。⑤関連付ける力とは、①~④で得られる一見 関係のないデータに関連性を見出し、新しいものを生み出す、クリエイティブな能力です。そして、最後に付け加えられたのが⑥『勇気』、つまり一歩前に踏み出す力です。人間、頭では分かっていても、なかなか行動に移せない事って多いですよね。どんなに優れた科学者であっても、最終的には、この⑥『勇気』がないと、イノベーションは起こせないという訳です。

第9回『科学の甲子園』、埼玉県予選は 11月2日(土)に、全国大会は年明けて、 3月20日(金)~23日(月)に行われます。今年はどんなドラマが彼らを待ち構えているのか、期待しましょう。

※誤字・脱字が有りましので、修正しました。