社長ブログ

東京オリ・パラ始まる④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。選手の皆さんの活躍を観ていると、やはり私たちの気分も明るくなりますね。とは言え、新型コロナウイルスが消えて無くなってしまった訳ではありません。会社の操業が止まるようなことが起きてはいけませんので、今一度 気を引き締めて、社内の感染防止対策を徹底したいと思います。

さて、東洋経済オンライン『新型コロナウイルス国内感染の状況』によると、2020年4月3日(金)に『2.27』を記録して以降、日本で実行再生産数が 2を上回ったことが有りません。感染力が強いとされるアルファ株やデルタ株が感染の中心に置き換わって以降も その傾向は変わっておらず、ワクチンの行き渡った後に再び感染爆発を起こした英国とは対照的です(亡くなる方の人数は、英国でも低く抑えられています)。

呼吸器感染症の予防に効果が有るとされるIgA抗体について、最近 面白い研究成果が発表されていますので、ここで取り上げさせて頂きます。神奈川歯科大学の研究によれば、新型コロナ感染既往歴のない(勿論、ワクチンの接種も受けていない)被験者 46%の唾液から、新型コロナに対して交叉反応を示すIgA抗体が発見されたとのこと。所謂『ファクターX』ですね。残る54%の皆さんにも朗報。査読前の論文ですが、ファイザー製ワクチンの接種で59% モデルナ製で88%の人に、IgA抗体の産生が認められたとの報告も有ります。

IgA抗体は発酵食品や食物繊維を摂取すると、比較的 簡単に増やせるとのこと。マスク着用等の感染防止対策にプラスして、お腹の調子(腸内フローラ)を整え粘膜免疫のバリアを強化。更にオリンピックで “心の免疫力” も高めながら、この暑い夏を乗り切って行きたいと思います。

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ポストコロナをどう生きる⑤ https://www.sgk-p.co.jp/blog/6424/

 

東京オリ・パラ始まる③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。中学に上がって 2年弱の間、私は酷い偏頭痛に悩まされました。朝方チカチカと輝く光が視界に現れると、昼前には決まって片側の眼球奥に拍動性の激しい頭痛が始まります。強い吐き気を伴うのも特徴で、耐え切れずに嘔吐してしまうことも しばしば。1日中 保健室に籠っていることもありました。

インターネットの普及した今でこそ、あの前兆現象を『閃輝暗点(せんきあんてん)』と呼ぶことも、一度 収縮した脳内の血管が拡張する際に『三叉神経』を刺激して起こるとの説が有力であることも、そして意外と多くの人がこの病気に悩まされていることも知っていますが、当時そんな情報を手に入れる手段は有りませんでしたから、月に一回 偏頭痛を繰り返している自分は脳の何処かに異常が有って、まともな人生を送ることは出来ないのではないかと一人悩んだのを思い出します。

私の場合、中学3年生になる頃には すっかり発作は収まり、以降 偏頭痛とは無縁の人生を送っていますが、長年に渡って市販の鎮痛剤で散らすような対症療法をしていると、人によっては『脳過敏症候群』という後遺症を発症する場合もあるそうですから、充分に気を付けましょう。

さて、つい先日の話です。土曜日にプールで泳いだ翌日の朝、疲れていたのかスマホの画面が少し見えづらいなと思ったら、約40年振りに例のチカチカです。数時間後には眼球をアイスピックで突かれるような痛みに襲われると覚悟を決めたのですが、歳を取って血管が固くなった所為か、結局 最後まで “奴” が牙を剥くことは有りませんでした。頭痛にならず幸いだった筈なのですが、ちょっとガッカリ。”奴” との再会を楽しみにしている自分が居たのに気が付いて、これには流石の私も驚きましたね(苦笑)。若い頃の思い出って それが痛みを伴うモノでも懐かしく、そして輝いて見えるものなのかも知れません。

 

東京オリ・パラ始まる②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。毎年のように繰り返される豪雨災害。被災された皆さまに お悔やみ申し上げると共に、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。全てを地球温暖化のせいにするのは簡単ですが、1970~80年代に青少年期を過ごした自分の肌感覚は、余り当てにならないのかも知れません。1945年から1970年代後半に掛けて世界規模で気温が低下、私の若かりし頃は「地球は寒冷化し氷河期に突入する」との議論が沸き起こった時代と重なります。確かに夏の暑さは今ほど厳しく感じませんでしたし、洪水や土砂崩れに悩まされたという記憶も有りません。日本は災害の少ない安全な国だと信じていました。

しかし歴史を紐解くと、5,000名を超える死者・行方不明者を出した伊勢湾台風(1959年)を筆頭に、カスリーン台風(1947年)や第2室戸台風(1961年)など、1940~60年代には大型台風が次々と日本に襲来、7月の大雨被害も50~60年代に数多く記録されるなど、地球の気温が今ほど高くなかった時代にも大雨による被害が無かった訳ではありません。観測網が整う以前のことは良く分かりませんが、1970~80年代が例外的に自然災害が少なかったのか、或るいは、”古き良き時代” が より輝いて見えるだけなのかも知れません。

さて、今回 熱海で発生した土砂災害については、触れてはならない問題も含まれているようなので ここでは お話しません。2011年に74.88kW相当のソーラーパネルを工場の屋根に載せた、私の限られた知識から敢えて言わせて頂くと、建屋に掛かる負担を十分に考慮して弊社が採用したのは、発電効率では劣るものの当時としては最軽量のアモルファスシリコン製。それでも 13.4キロ×832枚で、総重量は なんと11トンに達します(取付金具を除く)。ペラペラに見えるかも知れませんが、ソーラーパネルって かなり重いんです。メガソーラーの設置を検討する際には、事前の綿密な地盤調査が重要なのは間違いありません。

バッハ会長が来日、緊急事態宣言下でオリンピックが始まります。”古き良き時代” は今でも輝いて見えますか?

 

東京オリ・パラ始まる①

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。第三次経営5ヶ年計画の4年目がスタートして丁度 1ヶ月。2020年以降 新型コロナの感染拡大の影響で、世の中は当初 想像していたのと全く違った景色になりましたが、今のところ私たちの計画は順調に進んでいると言って良いと思います。安定成長路線で、数値目標を設定しなかったことも幸いしました(笑)。

現行の5ヶ年計画は、①『情報発信力・受信力の強化』②『設計~生産工程の最適化』③『経営理念の具現化』の、三本の柱で構成されています。中でも『情報発信力・受信力の強化』は私が特に力を入れている部分で、新たに設置した事業推進室を中心に、『製品保証規定』『カタログ』『取扱説明書』の一体的な見直しを行い内容を充実、2020年5月にPDF版をWEBサイトに掲載し、2021年2月には顧問弁護士監修の下、『製品保証規定(海外)』を追加しました。Google・百度・NAVERと、広告費は少し使い過ぎかも知れません(苦笑)。

現在は、弊社が得意とし売上の60~70%を占める設計製作品のうち、より多くのお客様にお薦め出来そうなロータリージョイント、スイベルジョイント、多流路のセンタージョイントをピックアップ、様々な産業分野で稼働する設備装置に どのジョイントが適合するか、WEB上で検索する機能を強化する準備を進めているところです。”痒い所に手が届く” 製品の数々、勿論、グローバル化対応として日英中韓の 4言語版を用意します。翻訳を含め作業にはもう暫く時間が掛かりそうですが、ホームページの更新が今から待ち遠しいです。

なお、参考事例の紹介を増やすとは言え、WEBサイトで お見せ出来るのは、弊社の55年に及ぶ業界実績の ほんの一部に過ぎません。実際にお客様と打ち合わせをさせて頂く際には、それらをベースに弊社の培ってきたノウハウと最新の研究開発データを加味し、お客様のご希望に沿った最適の一台をご提案させて頂こうと思います。Zoom等によるビデオ会議対応可、英語や中国語、韓国語による技術的打ち合わせも出来るよう、体制を整えて参ります。

東京で感染爆発の予兆。東京オリンピック・パラリンピックの開催が、今後の感染状況に どう影響するかは分かりません(ワクチンの効果により重症例が増えないことを期待します)が、私たちは変化に適応しながら、将来に渡って、お客様に ご安心頂けるサービス体制をお約束致します。

※誤りを修正しました。

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社長、コロナ騒動を振り返る⑤ https://www.sgk-p.co.jp/blog/3988/