社長ブログ

社長、2021年を振り返る④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。世界で猛威を振るった『デルタ株』から流行の中心が、より感染力の高い『オミクロン株』に置き換わるのも時間の問題。肺の中では増えにくく重症化しないとの研究報告も上がって来て、個人的な希望・願望では有りますが、『オミクロン株』が人類の “救世主” と成る日がやって来るかも知れません。2021年を振り返る上で、新型コロナについて語らない訳には行きません。

偽の合鍵を持ったウイルスも人間側の助けがない限り、細胞内に侵入することは出来ません。言葉巧みに内鍵も開けさせるのが その手口で、コロナウイルスの場合は人間の蛋白質分解酵素『TMPRSS2』を拝借して潜り込みます。新型コロナが従来のコロナと違うのは『フリン』と言う別の酵素を使った、もう一つの侵入方法を手に入れたところです。この新たな機能の獲得には『PRARR』という新型コロナ独特のアミノ酸配列が関係していて、私としては「○○研究所で人工的に組み込まれた」という説に信ぴょう性を感じざるを得ません。『フリン』を分泌する細胞は肺や肝臓・小腸など多くの臓器に存在、結果として新型コロナウイルスは前例のない多臓器感染症となりました。

核兵器然り。好奇心に突き動かされた研究は、時に “悪魔” を生み出します。

『アルファ株』『デルタ株』と『PRARR』の配列に変異が加わる度、感染力を強める結果となりましたが、肺で増えない『オミクロン株』に到って ようやく “異物” を排除・無力化に成功し、『フリン』に頼らないコロナ本来の自然な姿を取り戻したようにも見えます(ウイルスにとって宿主を殺すことは利益にならない)。遺伝子編集技術で人畜無害に再加工した新株を、何処かの誰かが野に放った可能性だって有ります。どちらにしても “救世主” を『クサイ株』と命名するのを避けるとは、WHOも中々 洒落が利いています(苦笑)。

真相は解明されぬままですが、今年も残すところ僅かとなりました。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。2022年が皆さんにとって良い年でありますように。

【関連記事】↓

社長、with コロナを生きる⑱ https://www.sgk-p.co.jp/blog/6238/

 

社長、2021年を振り返る③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。4月に週一回のプール通いを再開し体力も回復、夏場以降は “どんぶらこ” バタフライを卒業すべく研究の日々を過ごしました。イルカのような『うねり』の動きが特徴的なバタフライも、泳法の進化により現在は『フラット化』、大きな『うねり』で体全体が水中に沈んでしまうと、ルール上も失格になります。まぁ競技会に出ようという訳ではありませんが、今風に泳げた方が やっぱりカッコ良いですよね。幸いネット上には多くの水泳系 You Tuber がチャンネルを開設、解説付きで水中動画を提供してくれているので助かります。

最初に取り入れたのが『バタ足バタフライ』のドリル練習。頭を深く沈めた勢いで生まれる反力(=浮力)を利用していた私にとって、これが違和感以外の何物でもありません。何だか上体を起こしたまま泳いでいる感じで、水を掻き終わった後の腕の処理が上手く行きません。更に調べてみると(人によって意見の分かれるころですが)、バタフライの場合は最後まで水をプッシュする必要はなく、おへそ辺りまで掻いたら斜め横に腕を抜いても良いとのこと。なるほどストロークは短くなるものの、リカバリーはスムーズでピッチもグイグイ上がります。もう一つの発見はドルフィンキックの打ち方で、 バタフライには第一・第二と2種類のキックが有りますが、第二キックを強く蹴らない方がピッチが上がるうえに省エネとのこと。試してみると実際その通りで、水中に沈んでいる時間が短い所為か呼吸も楽で、忙しそうに泳いで見える割には疲れないと感じています。

習得には もっと時間が掛かると思っていた “フラット” バタフライが、意外とすんなり出来るようになったのには驚きを感じています。『人工光合成』だったり『水素菌』だったり、カーボンリサイクル技術だって今後 加速度的に発展するかも知れません。科学も捨てたものじゃないです。

※グラフに誤りが有りましたので、修正しました。

 

社長、2021年を振り返る②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。「声の大きな活動家に主導権を渡したままでは、かけがえのない地球を人類の明るい未来を、次の世代に引き継ぐことが出来ない。」としてスタートした2021年の社長ブログ。『火』を自由に扱う力を手に入れた人類が文明を築き上げていった歴史から始まり、時にコロナの感染状況や東京オリ・パラ等の時事問題も織り交ぜ、終盤は『近世(豊臣政権~江戸時代)』に起こった歴史的事象と、令和日本を取り巻く政治・経済・社会情勢を対比しながら、私たち日本人の生活が気象変動や外圧によって大きな影響を受けているのは、今も昔も変わらないことをお話して参りました。

大方の予想に反し、2020年の大気中の二酸化炭素濃度上昇は減速しませんでした(コロナ禍により排出量は5.6%減)。これは我々が今後CO2削減の為に血の滲む努力を行っても、その努力が報われない可能性を示唆する重大な問題の筈なのですが、世界気象機関(WMO)は今年発行された温室効果ガス年報の中で、その原因について説得力ある丁寧な説明を行いませんでした。『科学』と称して最悪のシナリオを描き人々の恐怖心を煽っては、自己の利益を最大化しようとする多種多様な勢力が背後に見え隠れするのは、コロナも脱炭素も同じです。

“道具” と化した『科学』が人々の信頼を失いつつあるのは、とても残念な事です。 人類がちっぽけな存在なのは知っています。専門家の皆さまには潔く「分からないことは分からない」と認めて頂いた上で、偏った志向性を持つ勢力から独立した、中立な立場を取り戻して頂きたいと願います。

 

社長、2021年を振り返る①

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。分厚い二酸化炭素の大気に包まれた、金星の地表温度は約470℃。理論上の『放射平衡温度』を520℃近くも上回るのは、CO2の強力な温室効果によるものと考えられていて、人為的な排出を このまま放っておくと、地球が “灼熱地獄” になると考える人々の一つの論拠とされています。金星の温度って何時 誰がどの様に測ったのでしょう?2021年を振り返るに先立ち、今回は天空の旅にご案内致します。

金星探査と言えば、旧ソビエト連邦によって実施された『べネラ計画(1961~1983年)』です。金星の地表の温度を計測したのは、1970年に初めて金星への軟着陸(soft landing)に成功したべネラ 7号。大気圧はこの時の収集データを元に約90気圧と推定されました。アメリカの『パイオニア・ヴィーナス計画(1978年)』では、降下した探査機が地表に衝突(impact)後、信号は 1時間余りで途絶えてしまった一方で、旧ソ連は合計で 8回の軟着陸に成功。1975年に 9号機が地表面のモノクロ写真、1982年には13号機がカラー写真を撮影し、そのデータを地球に送り届けています。その後 日米欧によって行われたのは、金星軌道上からのレーダーや赤外線を使った観測ですから、実際に金星の地表まで到達して温度の測定に成功した国は、(私の調べた範囲では) 唯一ソビエトのみです。

金星がそれ程までに高温・高圧であるならば、CO2は液体と気体の特性を併せ持つ、『超臨界』状態にあると予想されます。『超臨界』二酸化炭素の色は無色透明で、徐々に温度を下げた『臨界点』近傍では、青色の光が拡散されて黄色~オレンジ色っぽく変化します。べネラ13号が撮影したとされるカラー写真(後に米科学者が再加工して画質を良くしたもの)に映し出される金星の黄色い大気は、二酸化炭素が『臨界点』近傍にあることを強く想像させるものです(二酸化炭素の『臨界点』は、温度 31.1℃・圧力 74気圧)。後から着色したようにも見えます。そもそも あれ程多くの太陽光が、金星の地表まで届くのでしょうか?

当時のソ連と言えば、秘密のベールに包まれた “悪の帝国”。現在の北朝鮮よりも情報が少なかった印象で、アメリカと軍拡競争を繰り広げた冷戦時代、ソ連の軍事パレードに登場した『全地球ミサイル(宇宙空間から全世界を射程圏内に収めることから命名)』は、力を誇示する為の  “張り子の虎” だったことが後に明らかになっています。では『べネラ計画』はどうだったのでしょう?データの捏造が全く無かったとは思えません。数多くのフェイクニュースが世の中を飛び交う今、共産圏の “遺産” を疑うことなく受け入れて、地球温暖化の議論が行われているのが私には不思議でならないのです。

※誤字脱字を修正しました。