社長、2022年をどう生きる⑳
こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。この数ヶ月間、メディアはウクライナ情勢一色でしたが、弊社を含めた日本の製造業にとって より影響が深刻だったのは、中国の続けるゼロ・コロナ政策に伴う主要都市のロックダウン。必要な部材が手に入らないという目の前の現実です。第三次五ヶ年計画で無軌道な規模の拡大を求めなかったのも、生産財を扱うメーカーとして弊社が お客様への製品の “安定供給” を、第一にお約束しているからに他なりません。
弊社では、従業員ひとりひとりが “プロとしてのプライド” を持って仕事に取り組めるよう、それぞれにとって身近な分野で『生き甲斐・遣り甲斐のある職場づくり』を進めて来ました。営業に於いては 『お客様に選んで頂けるBrand作り』、製造に於いては 『コスト改善・品質の向上』。設計・開発に於ける『創造的環境の整備』も その一つで、第二次五ヶ年計画から継続して来た実験データの蓄積により、嘗てなら欠品したら窮地に追い込まれても仕方のないような主要資材でも、自信を持って代替品を選定・ご提案出来るようになりました。第一次五ヶ年計画で構築し、その後 更に磨きを掛けた在庫管理・納期管理の仕組みと共に、物不足の難局を乗り切る上での大きな力となっています。
来るべき脱炭素社会実現に向け、モノづくりの世界も大きな転換点を迎えています。新製品の開発・新たな市場の開拓など、将来に向けて創造的環境を充実させながら、日本の製造業の一員として責任ある態度で、自由で開かれたインド太平洋地域のサプライチェーンの一角を守り続ける所存ですので、これからも ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
※一部、加筆修正しました。