社長ブログ

しばらくコロナとどう生きる②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。『~かも知れない』を繰り返して、恐怖心を煽るのが最近の常套手段。”科学” と称して 25%の可能性を4つ積み上げても、100%の真実に到ることはありません。25%×25%×25%×25%=0.39% が正解。「何故?何故?何故?」、製造業の世界では何故を5回繰り返せば、真実が見えて来ると考えます。玉石混淆の高度情報化社会、荒唐無稽な偽情報に惑わされないようにしたいものです。

さて、日米首脳会談では、水素の利用とカーボンリサイクルについても、意見が交わされるようですね。2020年米大統領選の勝敗を分けた一つが、接戦州ペンシルベニアでの勝利。全米有数の『シェールガス・オイル田』が広がるペンシルベニアで、支持者のシェール利権と『グリーンイノベーション』に折り合いを付けることは、”分断” に苦しむバイデン大統領にとって悲願でもあり、その “接着剤” と なり得るのが二酸化炭素の再資源化技術です。世界最大の産油国であるアメリカも水資源には乏しく、農業との水の争奪戦を避ける為には生産する水素の色は『グリーン』でなく『ブルー(又はターコイズ)』が望ましいですし、燃料やプラスチック素材の原料として回収したCO2を再利用する過程で産業が生まれ雇用も創出される訳ですから、アメリカにとっては文句無しの戦略といったところでしょう。

4月12日(月)から高齢者向けワクチンの優先接種が始まります。初回分の受付が電話やネット行われ、あっという間に予約で一杯になったようですね。日本を含め陽性確認の少ないアジア諸国に於いて、ワクチンに更なる感染抑止効果を期待できるかどうか、個人的には少々疑問に感じる部分がない訳ではないですが、世界がポストコロナに動き始めている今、高齢者の皆さんの不安感を拭い去り日常を取り戻すことが出来るならば、それは日本の国益にとっても大きな一歩と言えるかも知れません。

※一部、加筆修正しました。