社長ブログ

社長がお墓を買う理由⑫

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。「日本人の多くが神社に初詣、教会で結婚式を挙げ、お寺に お墓を買うのは何故なのか?」という疑問から、日本の古代史に関するミステリーについて、私なりの持論を展開させて頂きました。古代キリスト教の影響を強く受け、分断と対立の歴史をも継承した日本。仏教との決別を狙って平安遷都した桓武天皇も、805年に自身が『天羽々斬剣』の祟りで病に倒れると、仏僧に読経をさせるなど方針転換。明治期の例外はあるものの、その後は仏教と神道の融和(神仏習合)が進んで、今の八百万の神々の国が完成したという訳です。

2023年の前半は恐竜の絶滅を例に出しながら、植物と『共進化』したモノのみが地球上に生き残って来た仕組みについて、お伝えして来ました。「植物からの特別なメッセージを受け取り、文明社会を築き上げてきた人類に与えられた役割は、地中に埋もれた『炭素』を掘り起こすことだったのではないか?」というのが、私の行き着いた結論です。AIが人類を凌駕した後も、両者は太陽の恵みを巡って対立するのではなく、共存の道を探るだろうと考える私の中には、縄文以来の自然崇拝も脈々と受け継がれてきているのを感じます。

6月から始まった第四次 5ヶ年計画についても、詳しくお話ししました。グローバル・サプライチェーンの一員として責任を果たし、新たな感性を取り入れて持続可能な世界を実現すべく、生き甲斐・遣り甲斐のある職場づくりを継続して参ります。11月には中小企業版SBTに申請。『原罪』意識に苛まれ『終末思想』に取り付かれたような、一部の過激な環境活動家とは距離を置かせてもらいますが、真の “グリーン” を追求する為に、自分達が やるべきことはやると お約束し、激動の2023年を締めくくらせて頂きたいと思います。では皆さん、良いお年を。

 

社長がお墓を買う理由⑪

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。応神天皇がイエス・キリストをモデルとするならば、祭神として祀る八幡神社はネストリウス派、祀らない稲荷神社はイエスの神性を否定するアリウス派で、マリア信仰を許す仏教は(結果として)隠れカトリック。そして『記紀』の世界から締め出された四国の勢力は、やはりユダヤ教との関連が深いのかも知れません。

さて、日本古代史に謎が多いのは、日本が激変したとされる 4世紀(西暦266年〜413年)に関して、信頼の置ける情報が極端に少ないことが原因とされています。当時の中国の文献には日本に関する記述が残されておらず、天皇家の陵墓であるが故に巨大古墳の学術調査を行うことも出来ません。

『記紀』の信頼性については、神代も含め日本で起きた史実に基づくと考えるグループと、旧約聖書や古代オリエントでの伝承・史実に基づく二次制作と考えるグループで評価が分かれていて、例えば最近ネット上で話題の『邪馬台国阿波説』は、卑弥呼=アマテラスと考える点で前者です。魏志倭人伝の新解釈により、邪馬台国と帯方郡の位置関係にピタリと当て嵌まるのは徳島県だけで、重要鉱物の『水銀朱(赤い顔料で、不老不死の妙薬と考えられた)』の採掘場の存在もポイントだそうです。私の立場は後者寄りです。

分子人類学の進展によって古墳時代の大量移民が明らかになった今、早くから馬を戦術利用し、その名前(馬背、馬子、鞍作)からも馬との強い結びつきを感じさせる蘇我氏は、昔 一世を風靡した『騎馬民族征服王朝説』を連想させます。土木・製鉄・養蚕・機織りなど、最先端技術を日本に持ち込んだ秦氏とは相性抜群。教義を巡り最後は喧嘩別れしたものの、『空白の150年』の日本に変革をもたらしたのが、古代キリスト教徒の蘇我・秦連合で、彼等の起源が中央アジアや古代オリエントにあったとしても、私は少しも驚きません。

 

社長がお墓を買う理由⑩

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。今頃になって気付きましたが、大人気の『ハリー・ポッター』シリーズも聖書を下敷きに書かれていますよね?しかも “名前を呼んではならない人” の恐怖による支配を描くなど、内容的には割と踏み込んでる(笑)。

さて、前回に余談として触れましたが、『記紀』に於ける垂仁天皇と旧約聖書のソロモン王の逸話は、調べれば調べるほど、登場人物や状況設定が良く似ていることが分かります。後継指名の場面では、父・ダビデ王が神託により兄・アドニアでなくソロモンを選ぶのと同様、崇神天皇は夢占いで豊城入彦でなく弟の活目入彦(垂仁天皇)を選んでいますし、愛するソロモン王と祖国エチオピア(映画ではエジプト)の間で揺れ動くシバの女王の姿は、夫・垂仁天皇と兄・狭穂彦の対立の板挟みにあう、悲劇のヒロイン狭穂姫に そっくりです。

面白いことに結末は違っていて、異教徒との交わり(?)に積極的だったソロモン王が亡国の道を突き進むのに対し、祟りを恐れた崇神・垂仁朝は、皇祖神であるアマテラスと倭大国魂神(国津神の長、オオクニヌシと同一とされる)を、分祀することで皇統を維持することに成功。『記紀』の編者がソロモン王の失敗を、教訓として活かしていることが分かります。

ちなみに、ソロモン王の子を宿したシバの女王は、エチオピアに戻ると息子メネリク 1世と共に、新イスラエル王朝を築いたとの伝説も有り、エチオピア正教会の『シオンの聖マリア教会』は徳島県の剣山と並び、『失われたアーク』の保管場所の有力候補とされているそうです。

 

社長がお墓を買う理由⑨

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。アリウス派、ネストリウス派、アタナシウス派、コプト派と、ユダヤ教から派生した後も、教義の解釈の違いから分断と対立を繰り返して来たのが、キリスト教の歴史です。聖母マリアを信仰の対象とするかも一つの争点で、否定派の『景教(ネストリウス派)』が伝来したとされる日本に於いて、時にマリアと同一視されるアマテラスや大日如来は、どのような扱いを受けたのでょうか?

意外かも知れませんが、国民の半数を死に至らしめた疫病の原因として、アマテラスは早々と奈良の都から遠ざけられ、その後は明治維新まで、歴代天皇が伊勢神宮に近付くことはありませんでした(祟り神封印説)。一方、女性的な面影のある大日如来ですが、こちらは性別を曖昧にすることで『マリア信仰』問題を巧みに回避。カトリック寄りとも取れる姿勢を示したことで、強硬派(秦氏)と穏健派(蘇我氏)が対立し、『乙巳の変』の惨事に繋がったのかも知れません。

余談になりますが、10代 崇神天皇(疫病蔓延)と11代 垂仁天皇(伊勢神宮創建)の関係は、晩年のダビデ王に下された天罰と その息子ソロモン王の神殿建築の逸話に良く似ています。仮に崇神天皇がダビデ王をモデルとするならば、神武東征はモーセの出エジプトに当たるでしょう。”石の蓋” を退けて現れる共通点から、応神天皇の誕生はイエス復活に相当し、神功皇后は聖母マリアではなくマグダラのマリア?『ダ・ビンチ・コード』ばりの展開に、私の妄想は深まるばかりです(苦笑)。

 

社長がお墓を買う理由⑧

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。全国の神社仏閣で最も多いのが八幡神社、その次が稲荷神社で、どちらの創建にも謎多き渡来系氏族の秦氏が関わっていたことから、元々はユダヤ教やキリスト教の唯一神『ヤハウェ』を祀ることが目的だったとの指摘が有ります。確かに『道鏡事件』の神託の舞台は宇佐八幡宮でしたし、稲荷神社にも『乙巳の変』に関する神託のエピソードが残されています。

神奈川県の浄妙寺というお寺の境内の、小高い丘を登って行くと鳥居の先に小さな祠が在って、その名を『鎌足稲荷』と言います。「あなた(中臣鎌足)は、幼少期に稲荷大神から授けられた鎌を御守りとして身に付け、そのご加護を受けて来た。入鹿討伐という宿願を成し遂げた今、その鎌をこの地に奉納せよ」と。鎌足が神託に従って鎌を埋納して以降、ここを『鎌槍(かまくら)』と呼ぶようになったのだそうです。

仏教勢力を政権の中枢から排除する、2つの神託の背後に秦氏の影。『陰謀論』になるので これ以上は言いません(苦笑)。そう言えば私が子供の頃、怖いもの見たさに小中学生の間で流行った『狐狗狸(こっくり)さん』も、稲荷神社との関連が指摘されていますから、唯一神『ヤハウェ』からの神託を受け取る為の、宗教的儀式から来た遊びなのかも知れません。

 

社長がお墓を買う理由⑦

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。『十七条憲法』『冠位十二階』に『遣隋使派遣』と、聖徳太子の成し遂げた偉業の全てが、実は蘇我氏の功績だったと考えたら どうでしょう?所謂『聖徳太子不在説』ですね。

仏教導入に熱心だった蘇我馬子と厩戸皇子こと蘇我入鹿が親子で(この説に立つと蘇我蝦夷は実在しない)、その息子が『死後の世界』の “権益” を仏教に分け与えた天武天皇。女系である天武天皇にとって皇祖神は天照大神でなければならないし、天武天皇の死後、父である中臣鎌足(神道系)が誅殺した蘇我入鹿を極悪人に仕立て上げる為、藤原不比等には架空の聖人君子を創作する必要あった。このように考えると様々なことの辻褄が合って来ます。

ところが、不比等の創り出したスーパーヒーローは、彼の思惑とは裏腹に独り歩きを始めます。太子の “推し活” にハマったのは不比等の娘の光明皇后だけでなく、奈良の都の多くの女性たちが仏の道(≒古代キリスト教の一派)の虜となって行きました。称徳天皇の『道鏡事件(769年)』に至ると皇位は天武系から天智系に移り、桓武天皇は仏教勢力から逃れる為に遷都を決意します。

本当は『乙巳の変(645年)』で蝦夷と共に炎に包まれたとされる、『天皇紀』の秘密についても触れたかったのですが、あまり長くなると良くないので。続きは次回。

※一部の内容を改めました。 景教→古代キリスト教の一派

 

社長がお墓を買う理由⑥

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。アマテラス・スサノヲと並び『三貴子』と称され、夜≒死後の世界を司るツクヨミ(月読命)に、『記紀』での出番が少ないのは何故でしょう?形式的には『保食神』殺しでアマテラスの不興を買ったのが理由とされますが、仏教における地獄の番人『閻魔大王』に その役割を譲ったからではないかとの説が、ネット界隈では囁かれています。

「生前の世界を神社に、死後の世界をお寺に」と定めたとされるのは、古代史上最大の内乱『壬申の乱(672年)』を制した天武天皇(大海人皇子)。分断された国を纏める為に神道勢力と仏教勢力のバランスを取った結果が、後に彼が編纂を命じた『記紀』のストーリーに反映されているのだと。行き場を失ったツクヨミはというと、農耕・穀物の神としてウカノミタマに姿を変えて、伏見稲荷(711年創建)に祀られているという可能性が有ります。

天武天皇の出生にも謎が多くて、「皇極天皇の元カレで親仏教派の親玉、蘇我入鹿(高向王)の息子の漢皇子ではないか」とか、「天孫族ヒコホアカリノミコトを祖とする宮司家の海部氏、アムル人系ヤムハド王国の末裔ではないか」とか、議論百出・話題沸騰中なのですが、その謎を解く為には、時代をもう少し遡らなければなりません。続きは次回。

 

社長がお墓を買う理由⑤

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。自然崇拝と祖霊信仰を特徴とする神道。仏教やキリスト教のような経典のない神道にとっては、天武天皇が編纂を命じ、藤原不比等の手によって完成を見た『古事記・日本書紀』が、それに相当します。私が学生の頃は口にすることすら憚られた『記紀』ですが、今では関連書籍も随分増え、誰でも気軽に楽しめるコンテンツとして、空前の古代史ブームを支えています。

近年発展の著しい分子人類学の貢献も大きいですね。13種類ものハプロ・グループで構成され、様々なバックグラウンドを持つ多民族国家であることが判明した日本。1万年以上続いた縄文文化に、アレクサンダー大王の時代に融合した古代オリエント文明や、古代ヒンドゥーの神々の影響を受けた渡来人たちが加わって、『八百万の神』の物語が創り上げられたのは、ほぼ間違いありません。

例えば、古代日本に於いて祭祀を司った忌部氏や賀茂氏は古代イランのエラム王国、蘇我氏との宗教戦争に破れた物部氏はメソポタミア、前回お話しした秦氏はヒッタイトを起源と考えるYou Tuberもいます。彼の説に従えば天照大神を祖神とする『天孫族』は、古代シリアに存在したアムル人系ヤムハド王国の人々。一部のアムル人たちはエジプトに渡り第18王朝を建国、ツタンカーメンの父、アクエンアテンが預言者モーセのモデルになったと考えます。論文に纏めて学会で発表すべきと思わせる程の考察で、唯の “都市伝説” で終わらせるのは勿体ないです(笑)。

※誤りを訂正します。『予言者』→『預言者』

 

社長がお墓を買う理由④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。東大寺二月堂の『お水取り』で旋律に乗せて唱えられる『声明(しょうみょう)』は、グレゴリオ聖歌を連想させます。810年からの4年間、東大寺の別当を務めた空海が留学した長安は、東西の文化が交わる国際都市。ゾロアスター教にキリスト教、彼がそこで学んだ宗教は仏教だけではなかったようです。

「信じる者は救われる。」異端として欧州を追われ東方へ進出した古代キリスト教の一派、『ネストリウス派』は中国で『景教』と呼ばれ発展。聖徳太子が生前は『厩戸皇子』と呼ばれていたように、空海より遥か以前に日本に伝わった仏教にも、キリスト教の影響が色濃く見られます。聖徳太子のブレーンの渡来系氏族、秦河勝は『景教徒』だったとの説もあり、日本に伝来した『大乗仏教』はインド発祥の『小乗仏教(最近は上座部仏教と呼ぶようです)』とは全く別、仏教の皮を被ったキリスト教だったと言っても過言ではなさそうです。

「あれっ、秦氏と言えば『日ユ同祖論』。お稲荷さんでは?」そんな声が聞こえて来そうです。古代史はミステリアス、情報が少ないが故に想像力を掻き立てられます。ということで、次回から話題は神道に移ります。お楽しみに。

 

社長がお墓を買う理由③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。紀元前 5~6世紀のインドに生まれた仏教の、本来の世界観を示すのが『輪廻転生』という考え方で、地獄界・飢餓界・畜生界・修羅界・人間界・天上界の『六道』で果てしなく生と死を繰り返す “無限ループ”。苦しみから逃れるには自ら厳しい修行に耐えて『極楽浄土』に辿り着くしかないという、現代のストレス社会に於いて精神衛生上 好ましくないコンセプトです(苦笑)。

538年の日本伝来以降、その仏教を国造りの中心に据えようとしたのが、皆さん良くご存じの法隆寺や四天王寺を建立した聖徳太子。彼が究極のサディストだった訳では勿論なくて、四天王寺の中には敬田院という寺院だけでなく、薬局・病院や社会福祉施設にあたる施薬院・療病院・悲田院も設置されました。752年の東大寺大仏殿建立や全国各地の国分寺・国分尼寺造営にも影響を与え、仏教に深く帰依したとされる光明皇后の慈善事業も有名で、法華寺浴室にて1000人のハンセン病患者の垢を流したと言われています。

このように、インドで生まれた仏教と日本で広まった仏教には、同じ宗教とは思えない程の大きな違いが有るのは何故なのでしょう。日本に伝来したのは本当に仏教だったのか?続きは次回。

 

社長がお墓を買う理由②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。昨年の11月ネット上に、或るお寺でお墓を売り出す広告を見つけ、家族と相談して購入することに決めました。無宗教の霊園も多い中、そのお寺を選んだ理由はシンプル。駅近で便利だったからです(笑)。

日本人の多くが、お寺にお墓を構えるのは何故なのでしょう?江戸時代の幕藩体制下で寺院が地域行政の一翼を担い、お寺が檀家の葬儀や法事の面倒を見ていた『寺請制度』がベースに有ることは想像に難くありませんが、それが何故 神社ではなくお寺でなければならなかったのか、全く説明が付きません。一方で、お宮参りや七五三は神社にお参りするのが一般的(地域による?)ですし、地鎮祭等も神主さんを お呼びします。結婚式も神前で挙げるのは一般的ですが、仏前結婚式は激レアです。「生前の世界を神社に、死後の世界をお寺に」と、役割分担を決めた何者かが存在するに違いありません。

神道と仏教。日本に生まれ育ちながら、私たちは知らないことが多過ぎます。聖徳太子の秘密から天智派vs天武派の攻防、邪馬台国論争に日ユ同祖論まで、私が今 夢中になっている古代史のミステリーに触れながら、私なりの持論を展開して行こうと思っていますので、興味のある方は是非、応援よろしくお願い致します。

※文言を追加しました。

 

社長がお墓を買う理由①

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。夏の暑さにやられて枯れかけていた、緑化駐車場の芝生も、10月に入って元気を取り戻し始めました。コオロギの声が聴けなくなったのは、少し寂しいですが、緑に囲まれて過ごすのは気持ちが良いものです。

さて、海の向こうイギリスでは低支持率に苦しむスナク首相が、身の丈に合った現実的なアプローチを取らなければ国民の同意は得られないとして、厳格なグリーン政策の見直しに言及したそうです。あたり前田のクラッカー。デモクラシーですから。

カーボンニュートラルは科学を超えて高度に政治化した問題となり、一中小企業の社長がブログで扱うテーマでは無くなりました。と言う訳で、2023年残り 3ヶ月は、全く別の話題を取り上げて行こうと思います。

多くの日本人は神社に初詣、教会で式を挙げ、お寺で眠りに就きます。何故なのか?続きは次回。

※文言を追加しました。

 

社長の暑い夏⑧

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。以前お話しした電気自動車の充電設備が、この秋からいよいよ稼働を始めますので、ここでご紹介させて頂こうと思います。サービスを提供してくれるのは、東京ガス㈱さま です。なんでガス屋が充電なのかと思うかも知れませんが、時代は目まぐるしく変化しているのです。『EVrest(イーブイレスト)』という集合住宅向けの充電サービスで、ソーラーカーポートの柱を流用して設置したコンセントに、EVのケーブルを差し込んでアプリを操作するだけで、簡単に充電をすることが出来ます。

サービスは有料で、基本料金無料でその都度課金されるベーシックプランから、月額 8,800円のスーパーロングプランまで、5種類のプランから選択が可能、利用料金は皆さんの指定口座から引き落とされます(クレジット払いかも知れません)。正確な数字は忘れましたが、来客用駐車スペースを含め、13台の電気自動車が同時に充電可能な計算です。3kWの普通充電( 6kWが 1箇所)ですが、軽EV車なら勤務中に満充電になるのではないかと思います。

私が燃料電池車に乗り始めて 4年 4ヶ月が経過。色々と思い出は有りますが、リース期間の満了が近付いて来て、私も次は電気自動車に乗ることに決めました。本社工場にお勤めの中で車の買い替えをご検討の皆さんにも、是非、電気自動車やPHVを選択肢に入れて貰いたいと思います。

 

社長の暑い夏⑦

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。国連でSDGsサミットが始まりました。グテレス事務総長によれば、目標のうち順調に進展しているのは僅か15%で、地球は “沸騰化”、SDGs達成は危機的状況だそうです。最初から設定目標に無理があったと個人的には思っていますので、至極当然の結果と言えるでしょう。

先日実施した『SDGs社内浸透調査』の集計結果を掻い摘んで紹介すると、目標 7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と目標 9「産業と技術革新の基盤をつくろう」という 2項目について、弊社とは関連性が低いとの回答が多かったのですが、第四次 5ヶ年計画の中で、会社としての取り組みが既に始まっている(成果も出始めている)ので、それ以上はやる必要が無いという意見が、反映されたものだろうと考えています。

国連には何も期待していません。弊社は弊社で、『中小企業向けSBT』の申請と『埼玉県SDGsパートナー企業』登録に向けて、努力を続けて行くだけです。

【関連記事】↓

社長、水素で走る⑫ https://www.sgk-p.co.jp/blog/2315/

 

社長の暑い夏⑥

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。無駄な社内営業を減らす為、コスト計算をしたことが有ります。本社工場と東京営業所、国道122号を使うと片道34.9km。ガソリン1リットルを全国平均の185円、営業車の燃費を10km/Lとして、往復70kmの道のりを走るのに、消費するガソリン代は 1,295円です。混雑具合にもよりますが、片道 1時間15分くらい掛かるでしょうか。営業マンの月給を35万円と仮定すると、時間給は2,083円、往復 2時間30分に対して5,207円の給料が支払われていて、合計すると6,502円のコストになります。

SDGs的に考えると、事業者が自ら所有する自動車で、配送・出張する際に排出される温室効果ガスは、Scope1に含まれるとのことなので(私はちょっと勘違いをしていました)、こんな計算になります。2016年に環境省が作成した資料の数字を単純化すると、平均的な燃費の普通乗用車が 1km走って排出する二酸化炭素の量は 0.23kg。本社工場と東京営業所の間を往復すると16.1kgにもなります。

馬鹿馬鹿しいようにも思えますが、こういうことに真剣に取り組まなければならない時代になったと言うことです。地球環境を守る為にも、社内的なやり取りは電話かメールで済ませて頂きたい。

※文言を追加しました。

 

社長の暑い夏⑤

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。2023年の日本の夏は、1898年の統計開始以降 最も暑かったそうです。平年値(1991~2020年の30年間)より 1.76℃高かったとなると、産業革命前の1.5℃以内に抑えようという国際目標が既に破綻しているか、或いは二酸化炭素を始めとする温室効果ガス以外に、別のファクターが異常な高温に寄与しているか、どちらかの可能性を考えざるを得ません。

気象庁は相変わらず海水温上昇と太平洋高気圧を強調しますが、私は大陸から大きく張り出したチベット高気圧の影響の方が大きかったんじゃないかと思っていて(私見です)、日本の夏の象徴とも言える発達した入道雲を お盆休み直前まで殆ど見ない、異常なまでにカラッと乾燥した特別な夏だったと感じています。

異常高温・異常乾燥の原因は取り敢えず脇に置いておいて、弊社としても二酸化炭素の排出削減の為に第一歩を踏み出さなければならないということで、近くCO2の排出量を正式に算定することになりました。中小企業が計算を求められる範囲は、Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)と、Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出量。

弊社は化学プラントではないので、工業プロセスでの温暖化ガス排出はゼロに近いと思います。ちょっと驚いたのは、輸送・配送・出張や通勤などに必要なガソリン・軽油等の消費に伴う排出量は Scope3に該当し、算定の対象に含まれないということですね。これではEVシフトにインセンティブが働く筈が有りません。

 

社長の暑い夏④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。「発熱・喉の痛み・頭痛と倦怠感、典型的なコロナの症状ですね。」とのことで、薬をもらって自宅療養に入った私、咳が出ず鼻が詰まらかったのも幸いし、息苦しい思いは一切しませんでしたが、病院から戻ると、想定外の事態に見舞われるのでありました。

妻に用意してもらったお粥を体が受け付けず、一口~二口 食べただけで吐き気を催す。服薬の為だけに我慢して飲み込むも、食べた後には腹痛・下痢が待っている有様で、どんなに体調が悪くても食欲が無くなることのなかった私からすると、生命の危機すら感じた初めての体験でした。

熱が下がり喉の痛みが癒えても 5日間続いた胃腸の不快感、1~5%程度の割合で発現するとされる緊急承認治療薬の副作用と、ピタリ当て嵌まります(個人の見解です)。医療はこのように進歩を続けて行くのですね。

「発症から10日間は、ウイルスを排出している可能性が有ります。」とのことで、職場復帰後 暫くは、長時間の会議はリモート参加、飲食を伴う会合は欠席とさせて頂きました。

 

社長の暑い夏③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。もう書かないと言ったばかりでしたが、自分自身がコロナに感染していまいましたので、備忘録として残させて頂きます。コロナのことは思い出したくもないという方は、読まないで下さい。

全ての規制が撤廃されて初めての夏、多くの方々がマスクを手放し 4年振りの自由を謳歌。絶えずウイルスに晒される日常に於いては、自らの免疫力を高めることが一番と考えましたが、無理は禁物。異変に気付いたのは、ちょっと負荷の強いエアロバイクを30分強 漕いだ後。マックでアイスコーヒーを飲んでいるとエアコンの風が妙に冷たく、家に戻っても極度の倦怠感。非接触体温計は擦り抜ける程度の微熱と、全く咳が出ないことに油断しましたが、3日目の朝には急速に喉が痛くなって、発熱外来を訪れた時には体温が38.6℃、PCRで陽性判定を受けコロナ確定です。

発症日を0日目として 5日間の自宅療養、お医者様の先生にはゾコーバ錠を提案され、折角なので試してみることに致しました。続きは次回。

※一部の文言を追加しました。

 

社長の暑い夏②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。環境省と国立環境研究所によれば、2021年度の日本に於けるCO2の排出量は、11億2,200万トンだったそうです。森林等による年間の吸収量は4,760万トンで、凡そ30億トンの炭素(CO2に換算すると110億トン)を固定化していると考えられています。人間の体も約18%は炭素から出来ています。では人体は炭素を固定する “器” として、どれくらいの性能を有するでのしょう?

日本人の平均体重は59.02キログラムで、一人当たりの炭素量は10.62キロキログラム。総人口が 1億2,570万人で平均寿命を84.3年間とすると、植物の足元にも及びませんが、約134万トンの炭素を80年以上の長きに渡って貯蔵する、耐久性に優れた優秀な “器” と言えます。残念ながら2022年の推計では55万6千人の人口減、一年で5,900トン余りの炭素を大気に放出してしまいました。異次元の少子化対策は、気候変動対策としても貢献するかも知れません。

80億の全人類が毎年一人 1キロずつ体重を増やせば、大気中の炭素蓄積を144万トンずつ遅らせることができます。肥満は健康に良くありませんね(苦笑)。世界では10人に一人が飢餓に苦しんでいると言われますので、8億人の体重が平均より20%少なかったと仮定して、彼らが充分な栄養を摂って平均値に達すれば、179万トンの炭素を大気中から取り除くことが可能です。貧困対策もまた温暖化抑制にも繋がるということです。

 

社長の暑い夏①

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。35℃を超える猛暑日が ここまで続くと、流石に気候変動・地球温暖化を疑わざるを得ません。弊社でも何もやらない訳には行かないということで、先ず、エアコンで電力使用量の増える 7~ 9月の 3ヶ月間、スポット的にバイオマス発電によるグリーン電力 6万kWhを購入し、二酸化炭素の排出量を抑えることと致しました。更に10月には太陽光パネル78枚(発電容量にして32.37kW)を増設予定。既に工場の屋根も駐車場もパネルで一杯なのに何処に置くかと言いますと、お隣の会社にお声掛けして屋根をお借りすることが出来ました(笑)。これくらいやれば、工場で使う電力のうち再生可能エネルギーの占める割合を、かなりの程度まで引き上げることが可能です。

また、新社屋建築で減らした分、緑を増やさなければなりません。駐車場は緑化して芝生を残しましたが、生き物ですから維持・管理は本当に大変です。9月にはモッコウバラ・金木犀を植える予定で、二酸化炭素削減だけでなく美観向上にも寄与すると思います。

ここまでの事ならば私の一存で実行に移すことも出来ますが、地球規模の問題解決となると私の好き嫌いだけで片付けてよい話ではありません。従業員の皆さん一人一人にも問題に向き合って頂き、実際に行動を起こすことが求められて来ます。暑い日が暫く続きそうです。健康管理に気を付けて、今月もチーム一丸、頑張りましょう。

※一部の表現を修正しました。 当社→弊社

 

社長、5ヶ年計画を語る⑧

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。前回、今年度の経営方針の 1つ目を発表しましたので、今日は残りの 3つをご紹介いたします。

【安定供給】安心の供給体制を維持・強化し、年商〇〇憶円を目指します。

モノ作りは社内だけで完結している訳ではありません。弊社の場合もモノ作りの多くの部分を外部に依存していますから、資材のサプライヤーや外注加工業者など、真の付加価値作業に携わる皆さんとの、コミュニケーションが非常に大切であることは、新システム稼働以降も変わり有りません。必達ノルマは、月商△△,△△△千円 。お互いに理解し全てを分かち合い、年商〇〇憶円を目指します。

【SDGs経営】持続可能な世界の実現に向け、『SDGs』について学ぶ1年とします。

8月から、メインバンク系総合研究所のコンサルティングが始まります。全社的アンケートや管理職向けの研修も用意しておりますので、共に勉強しましょう。

【イノベーション】本社機能移転(引っ越し)に向けた準備を加速します。

経営と新規開拓を本社機能と位置づけて新建屋に集約、モノ作りの拠点としての工場から分離します。具体的には総務部・企画開発室が移転しますので、関連部署と仕事の引継ぎ或いは、役割分担の見直しの検討を本格化します。

と言う訳で簡単ではありましたが、今年度の経営方針についても触れさせて頂きました。今年度もチーム一丸 頑張りますので、応援よろしくお願い致します。

 

社長、5ヶ年計画を語る⑦

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。昨年度の経営方針では、短期的経営課題として原材料の価格高騰への対応、中長期的な経営課題としては脱炭素社会に向けた新製品の開発・新市場の開拓の必要性について、話をさせて頂きました。前者については、6月の価格改定を大きな混乱なく受け入れて頂けたことで、取り敢えずは一段落出来る状況に落ち着いたと思います。後者についても、企画開発室を正式に発足、新社屋の工事も順調に進んでいますから、今年度は順調な船出と言って良いかもしれません。それでは202306経営方針の 4項目を発表いたします。

【デジタル技術】生産管理システムを有効活用し、業務の効率化を図ります。

7月に東京受注分の並行稼働もスタートし、8~9月には新生産管理システムも、いよいよ本稼働を迎える予定です。本稼働が始まると、①指令書(作業指示書)毎の進捗状況や②機械課・溶接課の工程負荷、③標準部品の在庫数と④その使用予定数まで、営業活動に必要な情報を、営業所に居ながら確認することが可能になり、工場・営業双方にとって煩わしくストレスの一因となっていた、納期問い合わせに関する業務負担の軽減、そしてお客様への よりスムーズな納期回答が可能になることが期待されます。経営 5ヶ年計画の中で、無駄な(物理的移動を伴う)社内営業は慎むよう話したのも、根拠が無かった訳ではないのです。勿論、最終的には工場管理の交通整理が必要な場面も多いと思いますので、今後、運用上必要な詳細のルール作りを進めてもらうことになります。

残る 3つについては、次回お伝えいたしますので、お楽しみに。

 


社長、5ヶ年計画を語る⑥

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。第四次経営 5ヶ年計画の、重点目標を発表します。① グローバル・サプライチェーンの一員として、その責任を果たします。(例:安定供給、納期・品質・コスト、危機対応など) ②良き伝統を引き継ぎながらも新たな感性を取り入れて、持続可能な世界の実現に向けた一歩を踏み出します。(例:イノベーション、SDGs経営、デジタル技術など) ③健康な体と豊かな心を第一に、生き甲斐・遣り甲斐のある職場づくりを続けます。(例:ワークライフバランス、ボトムアップ、利益の還元など)

お気付きの通り、私としても随分と時間を掛けて構想を練ったのですが、残念ながら、具体的な内容は盛り込むことは出来ませんでした。その分、従業員の皆さんのお知恵を拝借したり、専門家のアドバイスを頂いたりしながら、チーム一丸でこの難しい変化の時代を乗り越えて行ければ良いのではないかと、私も考えを改めました。①と②については、前段でご説明した通り。③については、コロナ禍で失ったものを取り戻したいという、私の願いが込められています。なお、SDGs関連につきましては、本年度よりメインバンク系列の総合研究所に、コンサルティングをお願いすることになっています。

以上が、第四次 5ヶ年計画の骨子です。では この中期計画に基づいて、今年度は具体的に何をやるのか?次回から 2回に分けて、2023年度の経営方針について お話しようと思います。お楽しみに。

 

社長、5ヶ年計画を語る⑤

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。前回は一般論として、真の付加価値作業に対して充分な お金が行き渡らないまま、中小・零細の生産者の多くが人員不足・人材不足に苦しんでいて、このまま放置しておくと、日本の将来はサステイナブルどころではないと お話ししました。

私たちのジョイント業界に於ける商流が、適切な長さかどうか私には良く分かりません。ただ言えることは、創業以来お世話になっている商社さま、そして協力工場の皆さんとの関係を維持・発展させながら、エンドユーザーの皆さまにリーズナブルな価格で製品を提供する為には、私たち自身がよりコンパクトで効率的な経営を、目指していく必要があるということです。

弊社に於いてもこれからの 5年間は、世代交代が一気に進む非常に重要な期間です。古き良き伝統は引き継ぎながらも新たな感性を取り入れて、次の時代への一歩を踏み出さなければなりません。また、従業員数は常時100人を超える規模となり、企業として果たさなければならない責務も増えて来ました。持続可能な世界の実現に向け、『社会』・『環境』・『経済』の 3つの側面に於いてより具体的な目標を設定して、社会貢献活動に取り組むことが求められています。

ということで、第四次経営 5ヶ年計画では、次の 3項目を重点目標として掲げせて頂きます。続きは次回。

 

社長、5ヶ年計画を語る④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。さて、パンデミックが過ぎ去った今も尚、物不足や物価高騰は災害級です。主要材料である鉄やステンレス・アルミ・銅の価格上昇は、ようやく一段落したとは言え高値安定。特定の部材では今尚、品薄な状態が続いています。価格転嫁については以前からお話ししている通り。お客様に原材料費をご負担頂く以上、弊社としても より一層の経費節減に努めなければなりません。

これは工場に限った話では有りません。例えば営業部門にはコロナ過での経験を活かし、移動による時間の無駄・コストの無駄を徹底排除、コンパクトで効率的な新しい営業スタイルを確立して貰いたいと思っています。営業車については既に一人一台の体制を見直し、駐車場代・自動車税・保険料等、営業内の固定費削減を図りました。不要な社内営業で工場に立ち寄るのも、慎むよう指示してあります。

これは一般論として言わせてもらいますが、日本の流通ルートは他国と比較して長く、複数の仲介業者が間に入るのは当たり前、限られた利益の奪い合いの結果として、農産物や工業生産品など、リーズナブルな価格で購入できない消費者と、赤字覚悟で販売を続けなければならない生産者という歪な構図が、様々な業界で脈々と受け継がれて来ました。長引くデフレによりこの傾向は深刻さを増し、ネット・ビジネスが普及した現在でも尚、真の付加価値作業に対して充分な お金が行き渡らないまま、中小・零細の生産者の多くが人員不足・人材不足に苦しんでいます。

このまま放置しておくと、日本の将来はサステイナブルどころではありません。続きは次回。

 

社長、5ヶ年計画を語る③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。6月 1日に立ち上げた企画開発室について、ちょっとだけ説明をさせて下さい。企画開発室は『カーボンニュートラル』という新たな時代に向け、イノベーティブな新製品を開発することを第一の目的とする、社長直属の部署になります。

現在工事中の新建屋が完成すると明確になりますが、建物自体の構造が企画開発室の専用エリアと、技術部にも開放する共用エリアの2つに仕切られていているので、お客様から既存の製品について調査依頼が有った場合、その対応窓口となる技術部の利用も可能な設計です。

なお、新建屋は研究開発を主要目的として計画されているので、大きな製品を組み立てたり分解したり、或いは洗浄したりするのに必要なクレーン等は設備されません。企画開発部門が移転して空くことになる現在の開発実験棟(こちらはクレーン有り)は、今後、新製品が商品化・量産段階に入った際に、在庫の保管や専用の機器を置くスペースとして活用することを想定しています。

この後、話題は物不足や物価高騰に移ります。続きは次回。

 

社長、5ヶ年計画を語る②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。化石燃料を使えなくなったら、ボイラーを焚いて水蒸気を使用しているユーザーさんはどうすれば良いのでしょう?日本の主張は『技術中立的な脱炭素』、トヨタ流に言うと『全方位戦略』です。

電気だけに依存するのではなく、アンモニアを混ぜて焼やす、二酸化炭素と水素からメタンを合成する(メタネーション)、バイオ燃料を使う、食品廃棄物の燃料化その他、二酸化炭素排出量を減らすため様々な可能性が、今後 追求されることになると思います。勿論、電気式のボイラーも存在しますから、その開発が加速するかも知れませんし、ロールを電気で直接加熱するような方法が、主流になる可能性も有ります。

そこで経営サイドとしては、企画開発部門を立ち上げることを念頭に、人材の採用やスペースの確保・予算や人員配分の見直しなど、新しい会社の在り方・方向性について検討、一年前倒しで準備を始め、2023年 6月 1日、正式に企画開発室を発足致しました。では弊社の企画開発室とは、一体どんな部署なのでしょうか?続きは次回。

 

 

社長、5ヶ年計画を語る①

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。6月から新年度が始まり、新たな中期経営計画を策定しました。私が代表に就任してから第四回目の 5ヶ年計画、これから数回に分け許される範囲で、皆さんにも ご紹介したいと思います。

今や『SDGs』という言葉を聞いたことの無い人はいないでしょう。”サステイナブル・ディベロップメント・ゴールズ” つまり、「将来世代にツケを回さないよう地球の環境を守ろう」という崇高な目標では有りますが、脱炭素・脱プラスチックの流れが日本の製造業に与えるインパクトは計り知れまず、お客様の多くが二酸化炭素の大口排出事業者である私たちは、ビジネスモデルの転換を迫られ厳しい状況に置かれると考えていました。

ところがこの数年、実際に起こっている現象は私の想像していたのと全く逆で、EVシフトにより関連分野の需要が急拡大、弊社の売り上げも一気に伸びて、昨年度は過去最高の売上を記録することになりました。この傾向は暫く続き、弊社の業績は 2030年前後までは安定的に推移すると予想しています。第四次経営 5ヶ年計画に於いても、お客様にご安心頂けるサービス体制をお約束することが、最も大切であることに変わりはありません。

しかしながら、2050年の『カーボンニュートラル』まで視野に入れると、違う景色が見えて来ます。例えば、化石燃料の使用が100%禁止になったら、ボイラーを焚いて水蒸気を使用しているユーザーさんはどうすれば良いのでしょう?続きは次回。

※一部の表現を修正しました。 当社→弊社

 

社長のグッバイ・コロナ⑫

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。海外からお客さんがいらしたので、近所のうなぎ屋で夕食を食べながら一杯やりました。コロナ以降、本格的にお酒を飲むのは初めてだったので、悪酔いするのではないかと心配しましたが、特に問題は有りませんでした。

景気減速が顕著になると言われた 2023年も、日経平均は 30,000円を超えて 33年振りの高値水準。原材料費の高騰に苦しんだ弊社に於いても、お客様に恵まれて仕事量は確保、減益ながらも まずまずの成績を残せそうです。それでも気分が晴れないのは、やはり物騒な事件が多いからでしょうか。治安の回復に力を入れて欲しいと思います。

ウイルスの起源は未だ闇の中。ワクチン被害の問題も残りますが、このブログでコロナの話題を取り上げるのは、これで最後にしようと思います。社長のグッバイ・コロナ。

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社長、五輪に思いを馳せる⑧ https://www.sgk-p.co.jp/blog/3806/

 

社長のグッバイ・コロナ⑪

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。今回のコロナ禍を通じて感じたのは危機管理の難しさです。パンデミックが過ぎ去った今も尚、ウクライナ紛争等の影響による物不足や物価高騰は災害級で、中小企業特有の人員不足・人材不足、或いは、台風や地震による自然災害は頭の痛い問題です。ゴールデンウイーク最中にも、能登半島で震度 6 強の地震が有った通り、日本は地震大国。特に将来必ず起こると言われている南海トラフ巨大地震は、非常に広い地域に甚大な被害が及ぶ可能性があるとも言われています。

会社として 100 点満点の対策を講じるのは不可能としても、従業員の皆さんのお役に立つ方法はないか色々と考えた結果、先日、非常食セット(3 日分) を 1 名 1 セットずつ配布致しました。これは或る金融機関からの提案で昨年から備蓄を始めた非常食の在庫で、今年手配した新しいものが入荷したので、”古い” ものを お配りしたという訳です。”古い” と言っても後 6 年間保存がききます。これを毎年実施すれば会社と自宅で計 7 セット、十分でないにしても 4 人家族が一週間くらいなら何とか凌げる量になるかと思います。

それぞれ家庭の事情もあると思いますので、実際に災害に備えてご自宅で備蓄するか、邪魔であれば今 食べて当座の食費の足しにするか、その辺りは個々の判断にお任せしています。ぜひ有効活用して貰いたいと思っています。

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社長のグッバイ・コロナ⑩

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。WHOの緊急事態宣言終了から遅れること 3日間、日本に於いても感染法上の分類が 2類相当から 5類に引き下げられ、新型コロナウイルスの感染症対策は一つの区切りを迎えました。

さて、水泳の話に戻ります。50歳を過ぎても練習すれば上達するもので、日本では『バケットターン(bucket turn)』という間違った呼び名が一般化してしまった、背泳ぎから平泳ぎへの最速ターンの『クロスオーバーターン(crossover turn)』、私の成功率も徐々に向上して参りました。心掛けているのは目線の向きで、壁タッチに先行して視線を折り返し方向に向けるだけ(会釈程度)で、ターン導入が かなりスムーズになりました。変化に際して何処を見るか?重要です。

その『バケットターン(bucket turn)』、本来は『サマーソルトターン(somersalt turn)』を意味すると考えられますが、その語源を調べているうちに、卑語・俗語としての『バケツ(bucket)』が持つ意味から、日本でも使うのを避けるべき用語なのではないかと気付きました。興味のある方は、『サマーソルトターン(somersalt turn)』のもう一つの呼び名、そして『kick the bucket』というイディオムの意味を調べてみて下さい。

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社長、プールで泳ぐ② https://www.sgk-p.co.jp/blog/1139/

 

社長のグッバイ・コロナ⑨

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。7月に福岡で世界水泳が開催されるので、久々に水泳の話をします。私が注目する種目は、若手台頭の著しい400m個人メドレー。男子ではフランスのレオン・マルシャン選手が、不滅と言われたマイケル・フェルプス選手の世界記録に肉薄する4分04秒28で泳ぎ、女子ではカナダのサマー・マッキントッシュ選手が、『鉄の女』カティンカ・ホッスー選手を上回る 4分25秒87の世界記録を樹立、瀬戸大也選手や大橋悠依選手ら日本の五輪メダリスト達も、手が届かない高いレベルまで優勝予想タイムを引き上げてしまいました(大橋選手が400mにエントリーするかどうかは不明)。

健康維持の為に週一回プールで泳ぐ私も、個人メドレーを泳ぐ上では最難関の技術の一つと言われる、『バケットターン』の習得に向けて特訓中です。『バケットターン』は、背泳ぎから平泳ぎへ繋ぐ最速のターン技法で、現在は一流の競泳選手ほぼ全員が取り入れています。背泳ぎのルールの許す範囲で体を傾け壁タッチ、その後、側頭部からクルっと “前転” するイメージです。公共のプールでターン練習が出来るのは、入場者数の少ない限られた時間帯のみ。一方通行が故にコースロープを跨いで隣りのレーンに折り返す、”障害物競走” の要素も加わって、難易度はさらにアップします。ターンを終えて壁を蹴り『一掻き一蹴り』後の浮上の合格ラインを10mに設定すると、今の私の成功率は 50%弱と言ったところでしょうか。

そんな中、日本の水泳界に対し声を大にして言いたい苦情が一件。あの背泳ぎから平泳ぎへの最速ターン、世界では『バケットターン(bucket turn)』とは呼びません。『クロスオーバーターン(crossover turn)』が一般的な名称で、英語で『bucket turn』の意味するところは、日本で言う『サマーソルトターン(somersalt turn): 同じく背泳ぎから平泳ぎへ繋ぐターンで、所謂 “バク宙” のような動きを取り入れ、一時代を築いた昔の技法』となり、回転方向が正反対の別のターンになります。日本では何故このような誤用が放置され、ネット上のコンテンツに拡散してしまったのか?AIが学習する上で混乱するので、是非 真相の究明をお願いしたいところです(苦笑)。

※誤りを修正しました。

 

社長のグッバイ・コロナ⑧

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。AIと人類の望ましい関係を作るには、AIシステムが私たちの価値観に合わせて動くよう設計するのが重要で、これを『AIアラインメント』と呼びます。『AIアラインメント』は人間に危害を加えず、興行に都合よく役割を演じるサーカスの猛獣トレーニングにも例えられます。”白か黒か” 答えが決まっていれば話は簡単ですが、どちらの選択肢が倫理的に正しいか、私たちの中でも答えの決まっていない場合はどうでしょう?有名なのが「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」所謂『トロッコ問題』で、自動運転システムの開発でも しばしば問題となる部分です。

では人類と植物の『共進化』という文脈では、AIはどのような味付けを施されるのが適切でしょうか?CO2濃度の上昇は負の側面ばかりが強調されますが、この濃度が高まると光合成速度が速まり、2倍になると農作物の収穫量は 33%程度増えることが分かっていて、灯油燃焼方式・LPG燃焼方式・液化炭酸ガス方式など、『CO2施肥』は既に多くのハウス農家が実践している栽培技術です。温室のような閉ざされた環境だけでなく、実際の水田で行った実験でも、周囲よりも 200 ppm 濃度が高い田んぼで、米の収量は平均で14%増加したそうです。

因みに光合成の効率が頭打ちになる、つまり植物にとって最も都合が良い(その実りを頂く人類にとっても都合が良い)のは、CO2濃度が1000ppmに達した辺りで、この場合の地球の平均気温は産業革命前と比べて+2.4℃と、現在より1.3℃程高くパリ協定の目標を0.9℃上回ってしまいます。この意味に於いては、”左巻き” に角度が付いた『AIアラインメント』は、少し補正する必要が有るかも知れません(笑)。

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社長のグッバイ・コロナ⑦

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。生き物にとって『生存競争』とは『食糧争奪戦』。一部の霊長類は味覚を進化させて苦味を克服、植物の葉をタンパク源として大型化したと考えられています。中でも、植物に導かれるまま『アルカロイド』に依存したホモ・サピエンスが、他の旧人類たち圧倒したというのが私の考えです。

『アルカロイド』を含む代表例は、ナス科の植物(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモなど)で、ピーマンを嫌いな子供が多い(多かった?)のは、”苦味=毒” という本能からとも言われています。辛味は痛み。トウガラシの辛味成分『カプサイシン』も『アルカロイド』と、毒や痛みを好んで食生活に取り入れる現生人類は、もはや “変態” そのもの としか言いようがありません(苦笑)。

そんな人類が今、自らが創り出した “化け物” を恐れ、その取扱いについてG7広島サミットでも議論される見通しです。AIを生き物に例えるなら その食糧は『電気』ですから、人類との『食糧争奪戦』には なりそうもありません。むしろAIが充分に賢いのならば、争いを避けるべき “地球の支配者” の存在に気づく筈で、彼らが人類に求める発電システムは、太陽の恵みを独占するものではなく、CO2を安定的に供給し続ける仕組みになるかも知れません。

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社長、水素で走る⑦ https://www.sgk-p.co.jp/blog/2097/

 

社長のグッバイ・コロナ⑥

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。ここのところ『ChatGPT-4』の話題で持ち切り。私は人類と植物の『共進化』という観点から、AIに判断の全てを委ねるリスクについて話して参りましたが、各方面から様々な切り口で、その利便性と安全性についての議論が交わされています。

さて、『ChatGPT-4』が どのようなアルゴリズムで学習し、どのように模範となる回答を選択しているかは良く知りませんが、Googleでキーワード検索した時に現れる『強調スニペット(Webページの要約文)』の場合も、自然検索より上位に表示されることからページへのアクセスが見込め、SEO対策として重要であるにも関わらず、必ずしも検索上位のページから選ばれていないことから、そのアルゴリズムはWeb担当者さんの頭を悩ませているようです。

Google自身は『強調スニペットが選ばれる仕組み』として、「強調スニペットは、ウェブ検索結果から生成されています。Googleでは、あるページが特定の検索リクエストに対して強調表示するスニペットとして適しているかどうかを、自動システムで判断します。お寄せいただいたフィードバックは、検索アルゴリズムと検索結果品質の向上に役立てられます。」としています。

また、『強調スニペットが削除される理由』として、「ポリシーに準拠していない強調スニペットは削除されます。Google の自動システムは、ポリシーに準拠していない強調スニペットは表示しないように設計されています。しかし、検索は非常に広範囲にわたるため、Google はユーザーからの報告も頼りにしています。ご報告いただいた内容は、検索アルゴリズムを改善して今後の問題を回避するために役立てられます。」としています。

『お寄せいただいたフィードバック』とか『ユーザーからの報告』ってのは、何となく “胡散臭い” 感じもしますが、100% AI任せという訳ではないようです。因みに、Googleである特定キーワードを検索すると、私のブログの或るページから『強調スニペット』が表示されます。何の工夫をした訳でも、SEO対策を意図した訳でも有りません。他からデータを引用させて頂いたにも関わらず、何故 私のブログの方が採用されているのか、理由は全く分かりません(苦笑)。

 

社長のグッバイ・コロナ⑤

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。イーロン・マスク氏ら1300人以上の著名人が、「社会と人類に重大なリスクがある」として、人工知能の開発中止を求めているそうです。私がブログの中で申し上げて来た、『植物』の発するシグナルに関する研究は まだ始まったばかり。量子物理学の分野にも広大な未知の領域が広がっています。人類がAIに全てを委ねるには、ネット空間のビッグデータは “ビッグ” と呼ぶに充分な大きさでは なさそうです。

さて、日常の食卓でも玉子不足に苦労する中、コオロギ食プローモーションの悪趣味。『陰謀論』とは一定の距離を保つ私でも、「今回の鳥インフルエンザウイルスは、どの研究室で合成して誰がばら撒いたのですか?」と、問い掛けたくなる今日この頃です。どんな算式で弾き出したか知りませんが、IPCCは 1.5℃の目標を死守すべく「2035年までに60%削減」とゴールポストを動かし、ローマの噴水は活動家により真っ黒に染められました。一方で『e-fuel』の利用を前提としながらも、2035年以降の内燃機関存続が認められて、官僚支配の進むEUでも民主主義は死んでいなかったと、ひとまず胸を撫で下ろした次第です。

日本では『GX推進法案』が衆院を通過。私は世の流れに抗う気持ちは有りません。事実、弊社では来客用駐車場に増設した太陽パネル (16.38kw) が 3月14日(火)に発電を開始。低炭素社会に見合ったモノづくりを目指し、3月27日(月)には新たな開発拠点の地鎮祭も恙なく執り行われました。やるべきことはやっているので、この場を借りて愚痴を溢すくらいは せめて許して頂きたい(苦笑)。

 

社長のグッバイ・コロナ④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。侍ジャパンの一員、ラーズ・ヌートバー選手のパフォーマンスで話題の『ペッパーミル』。15世紀半ば~17世紀半ばに人類を大航海に駆り立てた、ペッパーの辛み成分『ピペリン』もまた『アルカロイド』の一種で、抗菌・食欲増進などの薬効が有るとされています。

さて、食糧難により何度となく絶滅の危機に瀕しながらも、生き抜いて来たのが人類の歴史です。雑食性の人類は何でも食べる。例えば、球根の部分に『アルカロイド』を含み有毒な植物として知られる彼岸花も、水に晒して毒を抜く方法を見出して、飢饉が起きた際の非常食として利用したそうです。そんな彼岸花に含まれる『アルカロイド』の一つ『ガランタミン』は、原因不明の難病『アルツハイマー型認知症』の治療に使われていて、他にも複数の『アルカロイド』に認知症の進行を遅らせる効果が認められています。このように、人類が優れた認知機能を手に入れた背後にすら、地球の支配者たる『植物』の “意志” を感じ取ることが出来るのです。

チンパンジーも喫煙を教えるとニコチン依存症になるそうですが、CO2を欲する『植物』が発した “特別な” シグナルを受け止め、煙の誘惑に導かれるまま野火に向かい、自ら火を起こし自由に使いこなす方法を身に付けたのは、唯一 人類のみでした。更に『植物』は様々な『アルカロイド』を人類に与えて認知革命を促し、結果として人類は宗教・国家・貨幣経済などを虚構の世界を現実化、より大きなコミュニティを形成していきます。そして『植物』の期待に応えるように、地下に眠る化石燃料のエネルギーを活用し大量の二酸化炭素を排出。人類が近代文明社会を築き上げたのは、『植物』との『共進化』の結果と言えるのです。

『植物』の誤算は電子計算機の発明です。この計算やデータ処理を自動的に行う人工装置は、『植物』の如何なるシグナルも(それが “飴” であっても “鞭” であっても)受容する構造を持ちません。AI、ビッグデータ、シンギュラリティ… 人類は今 自ら思考することを止め、全ての判断をコンピュータに委ねようとしています。『植物』の魂の叫びが我々の耳に届かなくなった時、私たちの母なる地球は、真の “転換点” を迎えるのかも知れません。

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社長のグッバイ・コロナ③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。映画『ジュラシック・パーク』の中で、被子植物の『アルカロイド』がトリケラトプスを苦しめたように、『植物』は葉を むさぼるだけの “フリーライダー” を許しません。オーストラリアで頻発する森林火災は、ユーカリ毒に耐性を獲得したコアラを駆除する為、ユーカリが自ら『テルペン』という引火性物質を放出するからだとの説も有るくらい。ユーカリの種子は耐火性に優れ、なるほど確かに、天敵のいなくなった “焼畑” は次世代の若木を育てるのに好都合です。

『アルカロイド』にはカフェインやモルヒネ・コカインなど、覚醒作用・興奮作用・麻酔作用や幻覚作用を持つものが存在し、かつては薬用としてだけでなく、呪術的儀式で人々をトランス状態に導く為の、『お香』として使われることも有ったようです。習慣化すると止められない、煙草に含まれるニコチンも『アルカロイド』の一種です。喫煙はアメリカ先住部族にとって神聖な宗教儀式で、マヤ文明の壁画には煙草を燻らす神の姿が描かれています。そんな習俗の痕跡なのかも知れません(怪しい成分が含まれている等とは疑っていません)が、今でも密教の世界では護摩を焚きますし、お寺の常香炉から立ち昇る煙は、邪気を払い身を清めると考えられています。

人類は煙の “虜”。初期人類が火を利用し始めたのは、今から170万~20万年前と言われていますが、彼らが単に暖を取る為だけに、自然の驚異に近付いたとは思えません。『全球凍結』の記憶に怯えCO2を渇望する『植物』が、『アルカロイド』を巧みに使って人類を新たな次元に招き入れたのは、どうやら間違いなさそうです。

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社長のグッバイ・コロナ②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。新年 明けて 3回目の投稿からここまで、地球の支配者たる『植物』が如何に昆虫や鳥類そして人類を巧みに利用して、繁栄を極めて来たかについて話を進めて参りました。『植物』がパートナーに進化を促す方法は “飴と鞭”。恐竜絶滅もう一つのシナリオと その子孫である鳥類に何故 歯が生えていないのか、また人類が文明を築き上げた理由と突如 脱炭素に転換した背景など、飽くまでも私見ではありますが、全てを網羅的に説明し得る大胆な仮説について、これから 3回に渡ってお話していきたいと思います。

『種子散布者』としての役割を担う鳥類は、『植物』にとって重要な『共進化』のパートナーだとお伝えしました。一般に果実が色鮮やかなのは視覚の発達した鳥類に訴える為で、種子を遠くへ運んでもらう替わりに外側を覆う果肉を食糧として提供する訳ですが、仮に鳥類が果実を丸呑みせず、種子まで磨り潰すような強力な歯を持っていたならば、どうなるでしょう?

発芽用に充分な栄養を蓄えた種子こそが、鳥にとっては格好の餌になるに違いありませんが、それを許さないのが地球の支配者たる『植物』です。鳥散布型の『植物』の多くは、種子の中に『アルカロイド』や『青酸配糖体』といった有毒成分を持っていて、自分たちの生存戦略に不都合な “有歯” の鳥類を、選択的に淘汰(排除)したと考えらます。

今や定説となった『小惑星衝突説』は、恐竜の末裔である現生鳥類が歯を持たない理由を、上手く説明できませんでした。この考え方ならば、『アルカロイド中毒説(白亜紀初期に被子植物が現れると、それを食べる為に草食恐竜たちは歯の形状を進化させ、対抗措置として被子植物が身に纏った『アルカロイド』が、白亜紀後期の恐竜という種の衰退に繋がった)』とも整合性が取れます。少なくとも、”歯周病のパンデミック” よりは説得力が有りそうです(苦笑)。

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社長、2023年を始動する③ https://www.sgk-p.co.jp/blog/10036/

 

社長のグッバイ・コロナ①

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。 厚生労働省より「令和 5年 3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、(マスクの)着用は個人の判断に委ねることになります。本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。」とのこと。弊社もマスク無しでの入構は遠慮して頂いておりましたが、これを改めます。但し、面談の際にはマスク着用をお願いする場合もありますので、予めご了承ください。

さて、『共進化』のパートナーであった筈の、人類の植物への裏切りとも言える行動は、二酸化炭素の削減だけに留まりません。例えば、新型コロナ対策として特例承認を受けたワクチンの一つは、肝炎や帯状疱疹用ワクチンにも使われてきた、タンパク質の組み換え技術を使用。節足動物を宿主にする『バキュロウイルス』の遺伝子を改変し、カイコなどの昆虫に感染させて、目的とするスパイク構造のタンパク質を虫の生体内で大量生産する仕組みです。

植物の最重要パートナーである昆虫の、人類による自分本位な乱用例は他にもあります。最近 話題の昆虫食の推奨がそれです。タンパク質が豊富でありながら、肉食と比較して温室効果ガスの排出量が 100分の 1とされる昆虫食、甲殻類と同様に深刻なアナフィラキシー反応を引き起こす場合が有り、ゲノム編集技術によりアレルゲンである『トロポミオシン』を持たない食用昆虫を大量生産することが、真剣に取り沙汰されている模様です。

悪意の有無は別として、もし、そんな人工的なウイルスや昆虫が誤って研究室から流出したら、生態系は取り返しのつかないダメージを受けることになるかも知れません。人類は植物の心の叫びに、もっと耳を傾けるべきなのではないでしょうか。

※誤字脱字を修正しました。

 

社長、2023年を始動する⑧

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。話を戻します。『全球凍結』の苦い経験をDNAに刻む植物が、昆虫や鳥に続き選んだ『共進化』のパートナーは誰なのでしょうか?植物が地球を支配する為には、『好気性生物』が酸素呼吸の副産物として排出する、二酸化炭素の量では足りません。低下するCO2濃度を回復するには、より効率的に炭素を酸化させてくれる存在が必要です。

そこで植物は、野火を恐れるどころか炎に好奇心を持ち、寒さの中 火を焚いて暖を取ることを覚えた或る生き物に、二酸化炭素の見返りとして麦や米などの食糧を分け与えることにしました。喜んだ その生物は農耕の術を学び、グルコースの齎すエネルギーを使って、認知能力を革命的に向上させました。宗教を興し、国家を築き、貨幣経済を創り出し、そして今から約250年前、いよいよ植物の思惑通り、地下に埋蔵された “黒いダイヤ” を掘り起こし始めたのです。

産業革命前は 280ppmだった二酸化炭素濃度は、2020年現在で 420ppmまで急上昇。人類を『共進化』のパートナーに選択したことで、植物はCO2に満ちた “楽園” を取り戻す一歩手前まで近付いていた筈なのですが、ここに来て人類の側が この流れに待ったを掛けました。果たして この反応もまた、地球の支配者 植物にコントロールされた結果なのでしょうか?

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社長、2023年を始動する⑦

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。秒速100mの大気流を維持するには絶え間ないエネルギーの供給が必要で、金星の『スーパー・ローテーション』の場合、昼夜の太陽光の有無で大気中に生じる周期的温度差が関係していることが、JAXA等の研究結果として明らかになっています。この熱が生む波を『熱潮汐波』と呼ぶそうです。詳細について説明すると長くなるので ここでは行いませんが、小惑星が一度 接触したくらいでは駄目なみたいです(苦笑)。

さて気を取り直して、豊かな生命を育む地球と灼熱地獄の金星、何が “双子星” の成否を分けたのか考察を続けたいと思います。地球の大気は二酸化炭素を吸収してくれる 2つの存在によって、”進化” して来たと言われています。一つが『海』の存在。海水に溶け込んだCO2は、炭酸カルシウム等の『炭酸塩岩』として、岩石中に固定化されます。もう一つが『植物』など光合成生物の存在。古生代後半に巨大シダ植物が繁茂、この頃の地層から大量の石炭が産出されることから、この時代を『石炭紀』と呼ぶのは有名な話です。

『海』と『植物』によって貯蔵された炭素の量は70~90気圧の二酸化炭素に相当し、これを封印から解き放つと地球も生物の住めない灼熱地獄になると考えるのは、原始の地球と金星が同じ大気組成を持つ “双子星” だと信じているからです。そもそも、その前提に誤りはないのでしょうか?2020年代後半から2030年代に掛けて、NASAが金星探査を再開するとのことです。ロシアをエネルギー市場から締め出した後に、そして日本の自動車メーカーにハイブリッド車の生産を諦めさせた後に、「旧ソ連の『べネラ計画(1961~1983年)』によって収集された情報が出鱈目だったので、『二酸化炭素悪玉説』も間違いでした。化石燃料バンバン焚いても地球は温暖化しませぇ~ん。」なんて、言い出すことの絶対ないよう お願いします。

 

社長、2023年を始動する⑥

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。駐車場に植えた桜の木が 、一輪の花を咲かせました。『安行寒桜』という埼玉県発祥の品種です。この辺りにも少しずつですが、春が近付いてきているのを感じます。

さて前回は、「植物のDNAには『全球凍結』の苦い思い出が、刻み込まれているに違いない。」との仮説を披露させて頂きました。そんな植物が昆虫・鳥類に続き、『共進化』のパートナーとして必要としたのは何なのか?私の導き出した結論は皆さんにも想像が付きそうなので、その話をする前に今回から二回に渡って、地球の “双子星” とも言われる金星について。豊かな生命を育む地球と灼熱地獄の金星、何が両者の成否を分けたのか考察してみたいと思います。

日本の『あかつき』等の金星探査機が、『電波掩蔽観測』により取得した高度40~85kmの気温分布データから、金星の地表付近の気温が約460℃に達することは、ほぼ裏付けられています。但し、その全てをCO2による温室効果とする定説には、少々疑問を感じざるを得ません。

金星は謎の多い星です。例えば自転方向。太陽系の他の惑星が全てN極から見て西から東の『反時計回り』なのに対し、金星のみが例外的に『時計回り』に回っていて、しかも一回転するのに243日間も掛かります。ゆっくりな自転速度と対照的に、大気は その60倍にあたる秒速100mで『時計回り』に流れており、これを『スーパー・ローテーション』と呼びます。内はノロノロ、外ビュンビュンです。

これらの現象を素人が直観的に見るに、外部から “轆轤(ろくろ)” を回すような巨大な力が加わって、金星は本来の自転方向と反対に回されているように感じてしまいます。若しや軌道を横切った小惑星が、金星に擦るように接触したとか。そして宇宙の一般法則として、金星の自転方向を『反時計回り』に復元しようとする力が働いていて、そこに生じる強い摩擦力は、金星を460℃に加熱するに充分な熱源と成り得るのではないかと、私の妄想は どんどん膨らんで行く訳ですね(苦笑)。

 

社長、2023年を始動する⑤

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。前回のブログでは、「植物が『共進化』のパートナーとして選んだのは、飛翔能力を有する昆虫と鳥類である」との仮説を披露させて頂きました。地球の生態系を支配しているのは、植物だとも言われています。食糧を与えたり、何らかの見えない物質による信号を発したりと、昆虫や鳥類の行動は植物の繁殖に都合の良いように、コントロールされているのかも知れません。

そんな生態系の支配者も、約46億年に及ぶ地球の歴史を見渡すと、とんでもない大きな失敗をやらかしています。『全球凍結』です。地球全体が深さ 1kmの氷床に覆われるような超寒冷期は、少なくとも23億年前と 7億年前、6.4億年前の 3回有ったとされ、最初の『全球凍結』は、植物の遠縁の親戚筋に当たる『シアノバクテリア』が引き起こしたと考えられています。

25億年前に現れた『シアノバクテリア』は、地球上で初めて『酸素発生光合成』を行った生命体。彼らが無軌道に繁殖したことで、大気中の二酸化炭素の濃度は現在の1/10程度まで低下、メタンガスも酸素と結合して急速に その温室効果を失い、地球の気温は-40℃まで下がりました。そんな『全球凍結』という危機的な状況から地球を救ったのは、地球自身から放出された火山性の温室効果ガスと考えられています。

『葉緑体』という形で『シアノバクテリア』を体内に取り込んだ現在の植物は、太古に起きた『全球凍結』という恐怖の記憶を、そのDNAの中に深く刻んでいることでしょう。

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社長、2023年を始動する④

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。天候が乱れると運送業者さんは大変です。さいたま市で観測史上最低の-9.8℃が記録されたのは、2018年 1月26日(金)のこと。5年前の異常低温を予測していたのは、唯一 Apple Weather のみで、他の天気予報は軒並み大外れだったのを思い出します。

さて前回は、「歯周病のパンデミックにより歯のある恐竜が死滅し、歯のない恐竜が鳥類として生き残った。」との仮説を披露させて頂きました。新生代に入ると鳥類の一部は巨大化し、食物連鎖の空白を埋めるように『恐鳥類』が出現します。ここに “恐竜” 時代の再来かと思いきや、『恐鳥類』の繁栄は長くは続きませんでした。哺乳類との競争に負けたというのが定説。では今も生き続ける現生鳥類と死に絶えた『恐鳥類』、何が両者の成否を分けたのでしょう?

小惑星の衝突から遡ること更に6500万年、白亜紀初期の地球上に現れたのが花を咲かせる『被子植物』、そして花粉の “運び屋” としてパートナーに選ばれた昆虫は、この新たなタイプの植物と共に大躍進を遂げました。このように お互いに影響を及ぼし合いながら変化することを、『共進化』と呼びます。移動の自由が利かない植物が生育範囲を広げるには、種子の “運び屋” の存在も重要。「地表で生きる道を選んだ『恐鳥類』が姿を消し、大空を羽ばたく現生鳥類が生き残ったのにも、植物とのパートナーシップが関係したのではないか?」という訳です。

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※一部 加筆しました。

 

社長、2023年を始動する③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。マッコウクジラの『淀ちゃん』が太平洋に還されました。その亡き骸は海の奥底へと沈み、植物プランクトンから始まる海洋の食物連鎖により蓄積した有機化合物(含炭素)は、深海で新たな生命を育みながら、そのうちの何割かは分解されず海底に堆積、大気中の二酸化炭素量のバランスを保って、地球温暖化を防ぐ役割を全うすることでしょう。このような海の炭素循環の仕組みを『生物ポンプ』と呼びます。

ザトウクジラやシロナガスクジラ等のひげクジラとは異なり、マッコウクジラには歯が生えています。マッコウクジラも歯周病に悩まされるのでしょうか?人間の口内に住み歯周病の原因となる常在菌の中には、新型コロナウイルスと同じアミノ酸配列を持つものがいて、歯周病に感染経験のある人ではコロナとの交差免疫が働いたのではないかと、今 注目を集めています。

ところで、羽毛の痕跡が有る化石が多く発見されるなど、鳥類が恐竜の生き残りだという説は、近年の研究でほぼ確定となっていますが、6500万年前の大絶滅で、生き残った恐竜(鳥類)と死に絶えた恐竜、何が両者の成否を分けたのでしょう?現生鳥類には歯が生えていません。「大絶滅の原因は、隕石の衝突ではなく歯周病のパンデミックで、歯のない恐竜だけが生き残った。」なんて仮説を唱えたら、どれくらいの支持を得られるでしょうね(苦笑)。

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社長、2023年を始動する②

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。皆さんご存知の通り、歴史的なインフレが続いています。マクドナルドも 1月16日(月)から値上げ。これは東京23区の数字になりますが、先月の『消費者物価指数(生鮮食品を除く)』は 4.0%の上昇。食料品・電気代・ガス代などの値上がりが主な原因で、40年 8ヶ月ぶりの高い水準だそうです。

企業間の取引についてはどうかと言うと、日銀が先月発表した『企業物価指数』によれば、2022 年11 月は前年同月と比べて 9.3%(速報値)、2020 年の平均と比較すると18.5%も上昇しています。私たちにとってより身近な、鉄鋼や非鉄金属材料の価格は以前もブログでお伝えしましたが、その後 更に上昇、現在も高止まりしている状態です。

弊社の場合は、注文の都度 見積もり金額を提示するチャンスを頂ける特殊品と、昨年度の棚卸の段階で目立って利益率の低かったカタログ標準品を除き、リーズナブルな現行の価格を維持する方向で努力して参りました。結果として、お客様からは一定の評価を頂いていると私自身は確信をしております。

しかしながら、この春から各種部材の値上げが控える中、来年度以降も安定的な会社運営を継続するには、収益構造の改善は必須です。ライバル他社との競争の激しい分野での価格改定は、”諸刃の剣”。慎重に、そしてお客様にご納得頂ける範囲で、価格転嫁を お願いをして行く必要がありそうです。

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社長、2023年を始動する①

あけましておめでとうございます。㈱昭和技研工業の岩井です。年末年始、関東地方は好天に恵まれましたが、皆さんは如何お過ごしだったでしょうか?コロナが不安と言うことで、出控えた方もいらっしゃるかも知れませんが、皆さんが心も体もリフレッシュして新たな年を迎えられたのであれば、何よりのことと思います。

さて、2023年はどのような年になるのでしょうか?先ずスポーツの世界では、3月にはワールド・ベースボール・クラッシック、9月にはラグビー・ワールドカップが開かれます。スポーツってハートに訴えかける部分が大きいですから、昨年のサッカーに続き日本代表チームの活躍を期待したいですね。

それから、お花見の時期に間に合うかどうかは分かりませんが、コロナの感染症法上の分類も春には見直しされることになりそうです。弊社としては、家族が風邪を引くと本人は症状も無いのに出社できないなどという、理不尽な現状が解消されるのは大歓迎。社内の特別ルールについては、持病を持つ方々にある程度の配慮をしながら段階的に廃止、正常化に向けて歩みを進めることになると思います。

他にも社内的には幾つかの変化を迎えます。先ず 2~3月に玄関前にソーラーカーポートを増設、4月初めには名古屋営業所が駅近に移転する予定です。同じころには本社第三駐車場にて新社屋の建築工事がスタート、5月の連休中には工作機械の入れ替えも有ります。6月には新 5ヶ年計画が始まるのに合わせて、新たに企画開発部門を発足。更に、こちらは時期が確定していないのですが、遅くともこの秋迄には、本社の駐車場 20数ヶ所にEV充電用コンセントを設置、有料になりますがご来訪のお客様・従業員の皆さんに開放します。現在テスト中の新生産管理システムも、この頃には正式稼働に移行していることでしょう。それから地味なところですが、3月末迄には電子債権による支払いが出来るよう準備を進めます。

と言う訳で、弊社にとって2023年は変化の 1年となります。今回は新年のご挨拶なので、前向きな良い側面を選んでお話しさせてもらいましたが、2023年は向き合わなければならない課題も山積する 1年です。こちらについては今後のブログの中で触れさせて頂こうと思います。それでは、今年もチーム一丸頑張りますので、応援よろしくお願い致します。