社長ブログ

社長、大いに悩む⑬

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。DNA解析技術の飛躍的向上より、現代日本人のルーツが書き換えられつつあります。日本列島で独自進化した縄文人と弥生時代に流入した渡来系の混血によるとする、従来の『二重構造モデル』とは異なる、古墳時代にも大陸からの大量移民が有ったとする、謂わば『三重構造モデル』です。干ばつによる飢餓や騒乱を切っ掛けに滅亡した王朝が、中国には 5つ有るとされています。それによって生じた難民たちの一部が、海を渡って日本列島に辿り着いたのかも知れませんね。

ところが その一方で、日本の縄文時代前期に当たる6,300年前、朝鮮半島の南部に暮らしていた人の骨から採取したDNAの分析結果が、かなり衝撃的なものであったことは何故か報道されていません。その遺伝的特徴は現代日本人(≒古墳人)に そっくり、縄文系と大陸系の混血の人々が暮らしていたことが明らかになったのです。先土器時代には日本列島は大陸と繋がっていた訳ですから、元々 朝鮮半島にも縄文人が棲みついていて、6,300年前には大陸系との混血が かなりの割合で進んでいたと考えれば何の不思議もないのですが、一部の学者さんやメディアには発表を躊躇う “不都合な事実” と映るようです。

それはそれで良いとして(苦笑)、中国の一部では干ばつから一転、大雨による洪水リスクが高まっているそうです。歴史が繰り返すとするならば、列島の先住民として寛大な心を持って、私たちは彼らを受け入れるべきなのでしょう。

※間違いを訂正しました。【誤】6,300万年前→【正】6,300年前