社長ブログ

社長、2023年を始動する③

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。マッコウクジラの『淀ちゃん』が太平洋に還されました。その亡き骸は海の奥底へと沈み、植物プランクトンから始まる海洋の食物連鎖により蓄積した有機化合物(含炭素)は、深海で新たな生命を育みながら、そのうちの何割かは分解されず海底に堆積、大気中の二酸化炭素量のバランスを保って、地球温暖化を防ぐ役割を全うすることでしょう。このような海の炭素循環の仕組みを『生物ポンプ』と呼びます。

ザトウクジラやシロナガスクジラ等のひげクジラとは異なり、マッコウクジラには歯が生えています。マッコウクジラも歯周病に悩まされるのでしょうか?人間の口内に住み歯周病の原因となる常在菌の中には、新型コロナウイルスと同じアミノ酸配列を持つものがいて、歯周病に感染経験のある人ではコロナとの交差免疫が働いたのではないかと、今 注目を集めています。

ところで、羽毛の痕跡が有る化石が多く発見されるなど、鳥類が恐竜の生き残りだという説は、近年の研究でほぼ確定となっていますが、6500万年前の大絶滅で、生き残った恐竜(鳥類)と死に絶えた恐竜、何が両者の成否を分けたのでしょう?現生鳥類には歯が生えていません。「大絶滅の原因は、隕石の衝突ではなく歯周病のパンデミックで、歯のない恐竜だけが生き残った。」なんて仮説を唱えたら、どれくらいの支持を得られるでしょうね(苦笑)。

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