社長ブログ

社長、with コロナを生きる⑲

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。ガリレオ以前の常識通り あらゆる天体が地球を中心に回っていたならば、『はやぶさ2』のミッションは もっと単純なものだったでしょう(笑)。小惑星からのサンプルリターンに2回連続の成功は、欧米各国の10年先を行く快挙。今回も多くの町工場の技術が活かされたとのことで、皆さん、おめでとうございます。

一方、ワクチン開発の分野では米英の製薬メーカーが先行。世界に先駆け英国で12月8日(火)に接種が開始されました。 今回承認されたmRNAワクチンは、謂わばウイルスの部品の “設計図” そのもの。人工的に複製したウイルスの遺伝子を注入して、細胞内でスパイク蛋白質(=抗原)を合成、抗体を誘導しようというものです。遺伝子組み換え食品にすら抵抗感を示す日本人ではありますが、ウイルスを人工的に作り出す技術を確立したのは東大医科学研究所の河岡義裕教授ですから、この分野で日本が後れを取っているという訳ではありません。

この件で ふと思い出したのが、2020年1月31日(金)にインドの科学者たちが公表したプレプリント(査読前の論文)。新型コロナウイルスのスパイク蛋白質の “設計図” には不自然な挿入が見られ、それがHIVウイルスと酷似しているというもので、数日後には撤回されたものの、「新型コロナは、人工的に作られた生物兵器である」との疑惑を後押しする結果となりました。そうは言っても火のない所に煙は立たない訳で、事実、数十年に渡りパンデミックの続くHIVに対しても、遺伝子を人工的に複製したDNAワクチンの動物実験が進められており、被検動物の細胞内で新たな部品の “設計図” を手に入れた コロナウイルスが、HIVと奇跡の融合を起こしたとしても不思議ではないと思います。

12月11日(金)、オーストラリア政府は被検者がHIVの擬陽性を示したとして、新型コロナのワクチン開発を中止すると発表しました。人類は侵してはならない神の領域に、踏み込んでしまったのかも知れません。

 

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