社長ブログ

ラッキーな社長⑤

こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。二階堂ふみさんとGACKTさん主演の映画、『翔んで埼玉』、人気上々のようですねぇ。ディスられて『なんぼ』の埼玉県ですけど、年間快晴日数では、9年連続で全国ナンバーワン(~2017年、2018年の数字は、まだ公表されていません)。日照時間も長く、日本一天気の良い県なんですよ。太陽光発電には持って来い。

弊社の屋根にもソーラーパネルが載っていて、74.88kw相当の発電能力が有ります。この設置工事が完了したのは、2011年3月23日。未曾有の大惨事、東日本大震災 直後のことです。そして次の事業年度、2011年6月~2012年5月に記録した、年商22億3,499万円が、弊社の過去最高の売上高。震災のダメージを受けたお客様も多く、生産再開に向けた復旧・復興活動に、我々も最大限の努力をさせて頂きました。その結果が表れた数字と言えます。

あの日、伊奈町も、震度5強~6弱くらいは揺れたでしょうか。棚が倒れて1名の怪我人は出たものの、液状化等の被害もなく、週末の間に片付けを済ませれば、月曜日から、工場は通常通りに稼働出来る。そう胸を撫で下ろした矢先に入ってきたのが、例の『計画停電』のニュースです。金属切削が中心の工場に、電気がなければ、開店休業。しかもそれが、数ヶ月に渡って続くかも知れないというのですから、我々にとっては死活問題です。そこで俄かに、従業員の注目が集まったのが、工場の屋根の上。『そうだ、あれだ。あれが完成すれば、俺たちは仕事が出来る。救われる。このタイミングで太陽光を始めるなんて、うちの社長は、ラッキーを超えて、神憑っている。社長は奇跡の人だ。』とのナンセンスな話題で、社内は持ち切りになりました。

結論を申し上げると、第一に、東北・上越新幹線に挟まれた この地区は、鉄道に電気を供給する必要から、計画停電の対象からは除外され、電力不足が操業に影響することは、一切有りませんでした。非常にラッキーだったと思います。そして第二に、もし仮に計画停電の対象になっていたとして、太陽光発電がどれくらい活躍したかというと、御免なさい。設備の中心的役割を果たす、『パワー・コンディショナー』という装置の動力を、外部電源に頼っていますから、停電中はそもそも稼働しません。つまり実際には、全く役に立たなかったという訳ですね(苦笑)。

※一部、漢字の誤りを修正致しました。