社長、プールで泳ぐ④
こんにちは。㈱昭和技研工業の岩井です。闇営業問題で謹慎中だった、吉本芸人達が活動を再開。とは言え、激烈な競争社会。その座を奪うチャンスを虎視眈々と狙っていた若手は、幾らでもいるでしょうから、今後も彼等が同じように活躍できるかどうかは、本人達次第というところでしょうか。振り込め詐欺の被害に遭われた方々に対する思いを忘れることなく、謙虚な気持ちで頑張ってもらいたいと思います。一方、パワハラ体質で批判を浴びた吉本興業㈱も、所属タレントとの契約方法を見直す方針とのこと。『令和元年』は、芸能界にとっても、大きな節目の年になりそうです。
さて、半導体を製造するうえで、必須の部材や重要な製造装置の多くが日本製であることは、昨今の報道で、皆さん ご存知のことと思います。スマホや車載用のバッテリー関連の分野に於いても同様で、弊社も微力ながら、そのサプライチェーンの一翼を担わせて頂いておりますので、某社の新型スマホが発売直後から出火事故を頻発、大規模なリコール騒動に発展した際には、使用される部材や製造装置の不具合の可能性も取り沙汰され、我々も肝を冷やしたものです。ビジネスに限らず、一度失った信用・信頼関係を取り戻すのは、並大抵のことでは有りません。今回ご紹介させて頂くのは、リオ五輪が終わって間もなくの2016年10月、朝礼で取り上げたエピソードです。説得力有りと感じて頂けたら、SNSの投稿に『いいね』下さい(笑)。
皆さんは、ライアン・ロクテという、米国の水泳選手をご存知でしょうか?彼は、オリンピック通算28個のメダルを獲得した、『水の怪物』マイケル・フェルプスと並んで、米国ではマイナーだった競泳をメジャー・スポーツに押し上げた、水泳界のスーパースター。ロクテ選手自身も、通算12個のメダル獲得していますが、彼がリオ五輪で、大変なことをやらかしちゃったんですよねぇ。大会期間中、リオデジャネイロの街で、警官らしき男に拳銃を突きつけられて、金品を奪われたと証言。実はこれが全くのでっち上げで、実際はパーティーで酔っぱらい、帰り掛けに寄ったガソリンスタンドで器物損壊、店側が弁償を求めると更に暴れ出したので、警備員に身柄を拘束されたと言うのが事実のようで、何を勘違いして、話を面白可笑しく脚色したのか分かりませんが、特権意識を持ったアメリカ人が、ブラジル人を三流国民として侮辱した事件として、国際問題に拡大。結果、ロクテ選手は、10ヶ月の資格停止処分やスポンサーとの契約打ち切り等、今まで築き上げて来た、全てのものを失うことになりました。
その後、無許可の静脈注射で、更に14ヶ月の資格停止処分を受け、アルコール依存症にも苦しんだ、ロクテ選手も今年で35歳。引退かと思いきや、8月の全米選手権、200m個人メドレーで見事に優勝、復活を遂げました。失ったものを取り戻す為ではなく、不祥事以降、支えてくれた家族の為、そして自分自身の為に、東京五輪を目指すのだそうです。是非、頑張ってもらいたいですね。
繰り返します。一度失った信用・信頼関係を取り戻すのは、並大抵のことでは有りません。
※一部、表現を変更しました。